帝国ホテルは、2024年度~2036年度の建て替え期間中の営業について 25 日発表した。事業の規模を最大限確保した建て替えとし、再開発街区の中地区に営業エリアを拡張。また新規事業として、賃貸住宅ビジネスに参入すると言う。
株式会社帝国ホテルは先日、2024 年から 2036 年にかけ同社の旗艦ホテルである、帝国ホテル 東京を建て替えると発表。帝国ホテルは、現在の本館部分、またタワー館部分のほかに、「TOKYO CROSS PARK構想」(内幸町一丁目街区再開発プロジェクト)のパートナーシップに基づき街区中地区に営業エリアを拡張して、宴会場事業および新規ホテル事業を展開することで、営業を継続していく。
同ホテルが新規営業拡張するエリアの中地区では、2029 年度に建物が完成予定のセントラルタワー「TOKYO CROSS PARK 構想」のパートナー・三井不動産株式会社とともに 1,000㎡ 強の大型宴会場を設置して、帝国ホテル 東京の宴会場として運営する。
さらに同様のパートナー・NTT都市開発株式会社とは、新ブランドとなるスモールラグジュアリータイプの宿泊特化型ホテルを開業する。
また、現在の営業エリアである北地区においては、2030 年度完成予定の新タワー館では、賃貸オフィス・サービスアパートメントのほか、新たに賃貸住宅を、2036年度完成予定の新本館では、客室、宴会場、レストランに関連するサービスを提供。
上記の計画により、建て替え期間中も事業規模を最大限確保しながら営業を継続してく狙い。解体着工年は 北地区のタワー館を 2024 年度、本館を 2031 年度に予定している。