H.I.S.ホテルホールディングスは2017年3月に、開業した「変なホテル東京 舞浜ベイ」を皮切りに7棟を開業し、今年に入り博多(福岡県)、心斎橋、西心斎橋(大阪府)を開業し、京都初となる「変なホテル」を開業することで、計11棟となる。今後、日本各都市と海外への開業を加速開業する。
エンターテインメント性と快適快眠の進化
出典:HIS
同社は、本日2019年3月26日に今後の事業展開について発表。
「遊び心」を取り入れたエンターテインメント性の追求、各ホテルのコンセプトに合わせ装飾や映像プロジェクションにより、訪れる顧客がより楽しく、満足するサービスの提供を目指すという。
客室での新たな展開として、シャープ社と業務連携し、ロボットコンシェルジュやロボホンルームを展開。ロボホンは、旅行者とのコミュニケーションを行い、ホテルコンシェルジュとして、館内情報や観光情報の案内をすることに加え、客室内の空調、照明、TVの操作およびフロントへの連絡などができる予定。
顧客に応じて言語や情報が変わっていくなど進化していくロボットサービスを目指していく。これらを通じて、今までホテルスタッフが対応をしていた案内時間を削減する事ができ、さらなる「生産性向上」を図る。
さらに、フロントエンターテイメントの象徴であるロボットフロントも、『光のホログラム』を本年初導入することで、顧客のワクワク、感動のさらなる促進をはかり、「変わりつづけることを約束するホテル」を実現していく。
『快眠』の追求では、今年、開業のホテルからフランスベッド社と共同開発したマットレスを導入。高温多湿な日本の気候に合わせてフランスベッド社が独自に開発した「高密度連続スプリング®」等を採用したマットレスで自然な寝姿勢での睡眠をサポートし、快適な睡眠環境を提供。
また、ファイテン社との業務連携により、ファイテン社がもつ技術を今後開発のホテルに展開し、客室、廊下にアクアメタル技術を施した、「ファイテンルームフロア【ファイテンスペースデザイン】」などを取り入れ、宿泊時の顧客のボディケアをサポートしていく。
【国内ホテル開業予定】
2019年9月1日開業(予定)
「変なホテル東京 浅草田原町」
住所:東京都台東区寿3丁目19
客室数:217室
2019年11月1日開業(予定)
「変なホテル 関西空港(仮)」
住所:大阪府泉佐野市りんくう往来北1番233区
客室数:98室予定
2019年冬開業(予定)
「変なホテル石川 金沢(仮)」
住所:石川県金沢市香林坊
客室数:131室
2020年開業(予定)
「変なホテル京都 五条(仮)」
住所:京都府京都市右京区
客室数:130室
「変なホテル奈良(仮)」
住所:奈良県奈良市
客室数:109室
2021年開業(予定)
「アクアイグニス多気(仮)」
住所:三重県多気郡多気町
客室数:209室
「変なホテル仙台(仮)」
住所:宮城県仙台市青葉区
客室数:150室
変なホテル京都3(仮)
変なホテル京都4(仮)
変なホテル沖縄(仮)
変なホテル沖縄離島(仮)
出典:HIS
海外展開は旅行事業とのシナジーを狙う
さらに、海外のホテルについては、同社グループの海外拠点ネットワークを活かして、旅行事業との大きなシナジー効果を発揮することができるようにターゲットを見極め取り組んでいく考えを示した。
【海外ホテル開業予定】
ニューヨーク(アメリカ合衆国)2019年予定
パムッカレ (トルコ)2020年予定
ソウル (韓国)2022年予定
【合わせて読みたい】