(出典:サンクチュアリコート高山)
リゾートトラスト株式会社は、ホテル周辺地域の自然環境の保全を重視し、観光産業のさらなる発展を目指す取り組みを進めている。2024年3月に開業予定の完全会員制リゾートホテル「サンクチュアリコート高山 アートギャラリーリゾート」において、ホテル業界では先駆的となる、ホテルと最寄り駅を結ぶ送迎バスにEVバス(EVモーターズ・ジャパン製)を導入する。
この取り組みは、リゾートトラストグループが持つ美しい自然環境の価値を認識し、その保全を最優先に置く考えの下で生まれたものである。気候変動は世界的に懸念されており、この問題はリゾートトラストグループの事業にも大きな影響を与えている。グループとしては、「GHG排出量の削減」を主要な取り組みとして位置づけ、そのための努力を続けている。
導入されるEVバスは、電気を動力源としており、二酸化炭素(CO2)の排出をしない。これにより、環境への負荷が大幅に低減される。また、ディーゼルバスと比較しても、騒音や振動が少なく、快適な乗り心地が実現されている。
「サンクチュアリコート高山 アートギャラリーリゾート」は、ホテルと美術館の融合による新しい形態のリゾートである。旧飛驒高山美術館から受け継いだアートの名品を展示する美術館を併設している。その他にも、環境への配慮を示す取り組みとして、EV充電器の設置や照明のLED化、全熱交換器の採用などが行われている。
リゾートトラストは、サステナブルな活動を通じて、地域社会の発展と自然環境の保全を両立させる「サステナブルリゾート」の実現を目指している。既存のホテル施設においても、環境に優しいアメニティの導入や「サステナブルECOステイ」の提案など、地球環境への取り組みが進められているのである。
今後もリゾートトラストは、サステナブルな活動を継続し、環境と共生するホテルの運営を目指していく。