森トラストはビジネス分野でVR(バーチャルリアリティ)の活用促進を進めるナーブとともに、運営する観光インフォメーションセンター「TIC TOKYO」(東京駅日本橋口隣接)において、VR技術を用いた国内の観光案内の実証実験を、本日1月21日より開始した。
出典:森トラスト
観光先進国実現に向けて、テクノロジーを用いた新取り組み
同実験では、国内外から多くの観光客が訪れる「TIC TOKYO」内に、VRシステム「どこでもストア」3台(40インチのサイネージ型1台、タブレット型2台)を設置し、文字や写真だけでは伝わらない臨場感のある観光情報を、VR技術を用いて施設利用者に提供。
「どこでもストア」は、ナーブが開発した、VR技術を活用することでその場にいながら旅行先や物件を見て回ることができる、新時代のVR無人店舗システム。
同実験を通じて、VRによる周遊促進への効果、VRでの観光案内のニーズや満足度、利用者の利便性等について、森トラストグループとナーブ共同で分析・検証を行う。
「TIC TOKYO」は、全国の地方自治体とともに、多言語対応による日本全国の観光地を紹介する施設として、2009年6月に開設し、年間約46万人(2017年度実績)が来館。
森トラストグループは、政府の観光ビジョン「2030年に訪日外国人旅行者数6,000万人」を見据え、グローバル展開しているホテルチェーンとの連携等により、世界に向けた日本の魅力発信に取り組んでおり、現在、都心や全国主要リゾート地において、23か所のホテル&リゾート施設の賃貸・運営と、19件の新規ホテルプロジェクトを推進。
同社グループでは、ハード・ソフト両面において、旅前(たびまえ)、旅中(たびなか)の観光客に向けて多面的なアプローチを行うことで、周遊促進による地方創生につなげるとともに、日本の観光先進国の実現に貢献していく考え。
【 実証実験 -概要- 】
実施期間:2019年1月21日(月)~2019年3月(予定)
実施場所:丸の内トラストタワーN館1階「TIC TOKYO」(東京都千代田区丸の内1-8-1)
設置機器:「どこでもストア」3台(40インチのサイネージ型1台、タブレット型2台)
検証内容:
・VRによる周遊促進への効果の検証
・VRでの観光案内のニーズや満足度の検証
・利用者の利便性の検証 など
コンテンツ:
現在、北海道・東京・神奈川・京都・岐阜・島根・鳥取・兵庫・福岡・沖縄の各所観光施設など、計47件をVRで閲覧可能。実証実験期間中、箱根・鎌倉・横浜や都内(銀座・浅草・築地など)、さらには関西地方などのVRコンテンツを順次追加予定。
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