国土交通省海事局では、「海事観光」の一環として、プレジャーボートの利用拡大、沿岸地域観光の推進等につなげるため、今般新たに11ルートの「マリンチック街道」を追加、既存の5ルートに加えて計16ルートとなった。
プレジャーボート等による魅力的なモデルルート
「マリンチック街道」とはプレジャーボート等によるクルージングに、海の駅等に寄港・上陸して近郊の観光地やグルメスポット等を巡るという要素を加えたモデルルートの通称であり、この普及により、従来のプレジャーボートユーザーだけでなく、旅行者やグルメ愛好家等の幅広い人々も安全かつ気軽にクルージングを楽しむことができるというもの。
海事局では昨年、「小樽」、「横浜」、「広島」、「福岡」、「天草」の5つのルートを選定していた。
海事局では、「海」や「船」がもっと「楽しく身近な存在」になるよう「C to Seaプロジェクト」を推進。また、海事観光を推進するため、昨年9月に設置された「海事観光戦略実行推進本部」においても様々な検討がなされた。
これらの取組みの一環として、国内外の旅行者等が気軽にプレジャーボートを楽しむことができる「マリンチック街道」をより多くの地域に展開することを目指し、昨年12月より広く一般の人々より新ルートを募集した。
その結果、今般、「宮古」、「東京・夢の島」、「富山湾」、「知多」、「伊勢湾」、「神戸・西宮」、「神戸・淡路」、「竹原」、「三豊」、「新居浜」、「長崎」の11ルートを新たに選定した。
これら11のルートについては、本日3月7日から開催されている「ジャパンインターナショナルボートショー2019」における「マリンチック街道認定セレモニー」でも発表された。
この追加により、マリンチック街道が多くの地域に展開されることとなり、プレジャーボート等によるクルージングをはじめ、沿岸地域観光の発展につながることが期待されるという。
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