京都府・京都市は、2019年9月、日本初の国際博物館会議(ICOM)京都大会が開催されるのに向けて、京都府内の博物館、美術館の利用者等の利便性向上を図り、観光等を振興するため、「京都無料Wi-Fi設置事業費補助金制度」を設ける。
京都無料Wi-Fi設置事業費補助金制度
ICOM(International Council of Museums:国際博物館会議)は、世界約140の国や地域から約3万7千人の博物館専門家が参加している、ミュージアムの進歩発展を目的とした世界で唯一かつ最大の国際的非政府組織で、3年に1度、ICOMのすべての委員会が一堂に会する世界大会が開かれる。
来年、2019年9月には、日本で初めての大会が、京都で開催される。
同会議に向けて、このたび、ICOM京都大会京都推進委員会は、京都府内の博物館、美術館の利用者等の利便性向上を図り、快適に情報が入手できる通信環境を確保することにより、観光等を振興するため、「京都無料Wi-Fi設置事業費補助金制度」を設ける。
対象施設:京都府内の博物館・美術館・資料館等
事業対象:無料 Wi-Fi アクセスポイントの設置に係る経費(アクセスポイントの購入に要する経費など)
補助金額:補助対象経費の 1/2以内(10万円以内/施設)
京都府・京都市からの出資で、ICOM京都大会2019京都推進委員会事務局(公益財団法人京都文化交流コンベンションビューロー)からの支出となる。
詳細は、同公式サイト参照。
国土交通省の「博物館等の文化施設における外国人旅行者の受入に関する調査」によると、日本の博物館等においては、外国人の全体の約7割が「言葉が通じるスタッフの配置」、「展示に関する外国語の解説」、「外国語による館内案内表示」、「外国語ウェブサイト」を課題として回答しており、Wi-Fi以外にもこれらの点が博物館等の外国人受入体制整備における重点課題といえる。
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