京都市観光協会・京都文化交流コンベンションビューローは、京都市内の主なホテルの協力を得て国・地域別の外国人客宿泊状況調査を毎月実施しており、本日11月30日に10月の外国人客宿泊状況調査結果を公表した。
日本人客前年同月比4.5%減、外国人利用割合過去最高の47.3%
10月の外国人実人数は前年同月比で2.0%減少したが、台風21号による関西空港閉鎖等により同6.2%減少した9月に比べると、減少幅は改善した。
北米・ヨーロッパ・オセアニアは、実人数がそれぞれ同12.5%増、13.6%増、9.0%増と増加傾向を維持したが、東アジアは同16.3%減となった(9月は同19.8%減)。国慶節による中国人観光客の増加が期待されたが、中国の実人数は同0.5%増に留まった。訪日客数全体は同1.8%増と依然需要が増加している中、対象の京都41ホテルについては、関西空港利用率が高い東アジアを中心に、台風の影響が一部残っているものと考えられる。
外国人利用割合は、日本人客が前年同月比4.5%減と、外国人客の 2.0%減を上回る減少幅であったことから、前年同月差1.0ポイント増の47.3%と10月としての最高値を更新した。 国・地域別の構成比では、中国が前年同月差0.6ポイント増の24.8%で、16ヶ月連続で1位となった。続いて、アメリカが同1.9ポイント増の15.2%で2位、台湾が6.2ポイント減の7.7%で3位となった。
日本人を含む全体の客室稼働率は、前年同月差0.4ポイント減の91.3%で、過去5年間で10月として最も低い値となった。ただし、減少幅は9月の6.5ポイント減と比べ縮小した。
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