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おてつたび、「2025-2026年末年始特集」を公開:9連休に向け地域で働く旅が拡大、50代以上の参加が4倍に増加

投稿日 : 2025.12.15

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観光

調査

株式会社おてつたびは、「お手伝い(短期アルバイト)」をしながら旅をすることで地域の人手不足解消や関係人口の創出を目指すマッチングサービス『おてつたび』において、2025年から2026年の年末年始シーズンに向けた特設ページ「2025-2026年末年始特集」を公開した。本特集は、2025年11月の公開から1週間で、12月・1月の参加募集への申し込みのうち約20%が特集ページ経由となるなど、年末年始を地域で過ごしたい人々から高い関心を集めている。

(出典:株式会社おてつたび

2025年から2026年の年末年始は、カレンダー通りで「9連休(12月27日~1月4日)」となる。旅行需要の増加が見込まれる一方、物価高や宿泊費の高騰により旅行を控える動きも見られ、観光地では繁忙期の人手不足が課題となっている。特設ページでは、年末年始の特定期間に参加できる募集を中心に掲載し、公式LINEからも簡単に検索・応募できる仕組みを整えた。対象期間は2025年12月25日から2026年1月5日までで、17日以内の短期募集に限定されている。主な募集先は旅館やホテル、神社、スキー場近隣の宿、農家などである。

参加者の年齢層にも変化が見られ、50代以上のミドル・シニア層の参加割合が2021年の7%から2025年11月時点で30%に増加し、約4倍に拡大した。参加理由としては「サラリーマン生活では得られない働き方を体験したかった」「自分の経験を活かしながら地域で働き、地元の人と交流したい」「費用をかけずに一人旅を楽しみたい」など、多様な声が寄せられている。地域の暮らしや文化に触れることで、観光では得られない発見があるとする参加者も多い。

(出典:株式会社おてつたび

『おてつたび』は、繁忙期に人手を求める地域事業者と、働きながら旅を楽しみたい旅行者をつなぐサービスである。参加者は交通費を自己負担する一方、現地での報酬と宿泊場所(寮や空き部屋など)の提供を受けることができる。休日や空き時間には観光や温泉、ウィンタースポーツを楽しむことも可能であり、仕事と旅行を両立できる仕組みとなっている。

同社は、地域が抱える人手不足を「新たな旅の目的地」として捉え、地方に人の流れを生み出すことを目指している。旅を通じて地域住民との交流を促進し、観光にとどまらない関係性を築くことで、継続的な地域ファンの形成につなげている。株式会社おてつたびは、今後も日本全体の人口減少という課題に対応し、人・資源・お金が循環するエコシステムの構築を推進していく方針である。

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