(出典:株式会社令和トラベル)
株式会社令和トラベルが運営する旅行アプリ『NEWT(ニュート)』は、6月の「環境月間」に先立ち、文化・雇用などの地域環境にも配慮した「オフシーズン海外旅行」に関するSNS調査を実施した。その結果、若年層を中心に、混雑や価格の高騰を避けて旅を楽しめる「オフシーズン旅行」への関心が高まっていることが明らかとなった。
(出典:株式会社令和トラベル)
今回の調査では、旅行中に嫌だと感じることとして「混雑」「価格の高さ」を挙げる回答が全体の約94%を占めた。また、約9割が「ベストシーズンを外した旅行」に肯定的な意見を示し、旅行シーズンの一極集中からの変化がうかがえた。NEWTリサーチ統括の大木優紀氏は、こうした傾向について「快適さとコストパフォーマンスを重視する新たな旅行価値観が広がっている」と述べている。
(出典:株式会社令和トラベル)
調査ではさらに、「オフシーズンにおトクに旅行できるなら行きたい」と回答した層が95%に達しており、オフシーズン旅行がすでに選択肢の一つとして若年層に根付きつつあることが伺える。オフシーズン旅行には、航空券や宿泊費の安さ、混雑の回避、さらには観光地の雇用安定や環境負荷の軽減といった多面的なメリットが存在する。
実際に注目されている渡航先としては、東南アジア・オーストラリア・ドバイが挙げられる。特に東南アジアでは、雨季にあたる5〜10月はスコール中心で晴れる時間も多く、混雑を避けつつローカル文化やグルメを楽しむには最適な季節である。オーストラリアでは同時期が冬にあたり、都市部でのアートイベントや静かな滞在を好む旅行者に適している。ドバイでは高温の夏季であるが、屋内施設が充実しており、コスパ良くラグジュアリーな体験が可能である。
令和トラベルでは、こうしたオフシーズン旅行の普及がサステナブルツーリズムの推進に寄与すると考え、今後も積極的な情報発信と啓発活動を行っていく構えである。