(出典:株式会社NEXER)
2025年のゴールデンウィークは飛び石連休であったことが一つの要因で、多くの人が外出を控えていたことが、株式会社NEXERと電話占いフィールの共同調査により明らかとなった。本調査は、全国の男女1,000名を対象に実施され、「GWの過ごし方」についての実態を探ったものである。
(出典:株式会社NEXER)
まず、今年のGWに旅行や帰省をしたかという問いに対し、「どちらも行っていない」と答えた人は82.7%に上った。旅行のみが9%、帰省が7.1%、両方行ったと回答したのはわずか1.2%に過ぎず、連休中に移動した人は全体の2割にも満たなかった。
また、「毎年GWは出かけるか」という質問に対しては、66.9%が「基本的に出かけない」と回答している。その理由としては、「混雑を避けたい」「節約のため」「仕事がある」などが挙げられた。一方、「毎年出かける」と答えたのは10.3%にとどまり、こちらもごく少数派であることが分かった。
(出典:株式会社NEXER)
一方で、旅行と開運スポットの関係についても調査が行われた。開運スポットに訪れたことがある人は79.5%と高く、「御朱印集め」「神社仏閣巡り」「パワースポット好き」といった理由が見受けられた。行ったことがある場所としては、伊勢神宮、明治神宮、善光寺、日光東照宮などが挙げられ、日本各地に点在する歴史的な名所が多くの人に親しまれている様子がうかがえる。
今回の調査では、「GW=旅行・帰省」といった固定観念とは異なり、「何もしない」ことを選択する人が多数派である実態が明らかになった。混雑を避けて静かに過ごすことや、経済的負担を減らすことが重視される今、人々の連休の過ごし方は確実に変化している。
また、旅行や外出が困難な中で、心のリフレッシュや気持ちの切り替えを目的に、神社仏閣やスピリチュアルな体験への関心が高まっていることも示された。人々の「運気」や「癒し」に対するニーズは今後も高まりを見せる可能性がある。
現代のGWは、かつてのように移動や消費を伴うイベントではなく、「静かに過ごす」「自分を整える」時間としての意味合いが強くなってきていると言える。