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中華圏旅行者が選ぶ日本の冬旅:スノーリゾートや温泉地が上位に

投稿日 : 2025.01.31

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インバウンド

ブッキング・ドットコムは、春節に伴う連休期間(2025年1月28日〜2月4日)において、中国を含む中華圏5ヵ国(中国、台湾、香港、シンガポール、韓国)の旅行者が検索した日本の旅行先のランキングを発表した。対象は大都市を除いた上位10ヵ所であり、スノーリゾートや温泉地が多くランクインした。

(出典:Booking.com Japan K.K.

検索データによると、白馬やニセコ、湯沢、軽井沢といったスノーエリアが多くの関心を集めた。これらの地域は毎年、豊富な降雪量と質の高い雪質で国内外の旅行者に人気がある。スキーやスノーボードはもちろん、雪景色を楽しむアクティビティも充実している。白馬では、広大な自然に囲まれた環境でスノーシューや冬のハイキングなどが楽しめる。

また、箱根や別府・由布といった温泉地の人気も高い。冬ならではの風景と温泉の組み合わせは、日本ならではの特別な体験となる。箱根では富士山の眺望や大涌谷の自然景観を楽しめ、別府や由布では豊かな自然に囲まれた温泉地の魅力を堪能できる。

ブッキング・ドットコムの日本・韓国地区リージョナル・マネージャーであるルイス・ロドリゲスは、今回のランキングについて、大都市を除いた旅行先に焦点を当てた結果、冬らしいアクティビティが目立つ地域がランクインしたと述べた。ランキング1位の那覇は、ブッキング・ドットコムが選定した2025年に人気を集める世界の旅行先として、日本から唯一選ばれた都市である。年間を通じてインバウンド需要が高く、ウェルネスツーリズムの目的地としての魅力も備えている。一方、2位の白馬はスキーリゾート地としての評価が高く、「第2のニセコ」とも称される。海外からの観光客の受け入れ態勢が整っており、多言語対応の案内や施設の充実度も評価されている。

ブッキング・ドットコムは1996年にアムステルダムで設立され、現在はBooking Holdings Inc.(NASDAQ: BKNG)の一員として、世界中の旅行者に多様な宿泊施設や移動手段を提供するプラットフォームを展開している。ロイヤルティプログラム「Genius」に登録することで、対象施設やレンタカーの割引、旅行特典の利用が可能となる。同社は今後も、日本を含むアジア全域、さらには世界の旅行者に向けて、より良い旅行体験を提供することを目指している。

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