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SPACERと西武ホールディングス、スマートロッカーを活用した手荷物配送サービスを首都圏で開始

投稿日 : 2024.09.03

東京都

インバウンド

(出典:株式会社SPACER

株式会社SPACERは、株式会社西武ホールディングスとの協業により、2024年9月2日から首都圏での手荷物配送サービス「pikuraku PORTER in 東京」の実証実験を開始する。このサービスは、西武鉄道沿線の駅などに設置されたスマートロッカーを利用して、観光客の手荷物を宿泊先のホテルに当日中に配送するものである。利用者は駅に設置されたスマートロッカーに手荷物を預けるだけで、宿泊先のホテルまで配送されるため、身軽な状態で観光を楽しむことが可能となる。

(出典:株式会社SPACER

「pikuraku PORTER(ピクラクポーター)」とは、受付時間中に駅などに設置しているスマートロッカーに荷物を預けると、当日中に宿泊先のホテルへ手荷物を配送するサービスである。本サービスは、既に大阪エリアと尾道エリアで展開されており、首都圏での展開によりさらに多くの観光客に利用されることが期待されている。これにより、観光客が増加した際の交通機関の混雑や遅延の解消、さらにはオーバーツーリズムの緩和に寄与することが見込まれている。また、周辺住民にとっても、観光客の増加が日常生活に与える影響を最小限に抑えることができるとされている。

(出典:株式会社SPACER

「pikuraku PORTER in 東京」の実証実験は、2024年9月2日から2025年3月31日までの期間中に実施される。手荷物の受付は午後2時まで行われ、午後7時までに指定のホテルへ配送される予定である。ただし、天候や交通状況によっては、配送に遅れが生じる可能性もあるため、注意が必要だ。配送対象のホテルは首都圏内約500のホテルであり、新宿、銀座、舞浜などの主要エリアが含まれる。サービスの利用料は1,900円から2,800円であり、2024年10月31日まではキャンペーン価格として1,700円から2,400円が適用される。

スマートロッカーは、池袋駅(地下改札外)、新宿駅(正面口改札外および北口改札外)、豊島園駅(改札内)などに設置されており、利用者はタッチパネルを操作するだけで簡単に手荷物を預け入れることができる。対応言語は日本語、英語、韓国語、中国語であり、外国人観光客にとっても使いやすい設計となっている。

株式会社SPACERは、これまで40年間変化のなかったコインロッカーの常識を打ち破るべく、スマートロッカー「SPACER」の開発に取り組んできた。全てのロッカーをスマート化することで利用者の利便性を向上させ、ロッカーを介した物の受け渡しによる新たなサービスの創出を目指している。SPACERは、ロッカーのイノベーションを通じて、未来のすべての受け渡しサービスを作り出す企業となることを今後も目指していく。

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