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多言語通訳サービス「KOTOBAL」で快適な滞在を実現:コアグローバルマネジメントの挑戦

投稿日 : 2024.07.03

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ホテル運営会社コアグローバルマネジメント株式会社は、コニカミノルタジャパン株式会社が開発・販売する多言語通訳サービス「KOTOBAL(コトバル)」を、全国24店舗の全ホテルに導入した。これにより、インバウンドの宿泊者へさらに快適な滞在を提供できるようになる。

昨今、労働人口の減少や訪日外国人観光客の増加に伴い、ホテル業界では多言語対応の人材不足が課題となっている。この課題に対し、人に依存しないデジタルサービスの活用が期待されている。「KOTOBAL」は、AIによる機械通訳と24時間365日のオペレーターによるビデオ通訳を組み合わせ、最大31カ国語に対応する外国語通訳と音声筆談をタブレット1台で実現するサービスである。これにより、外国人宿泊者はホテル従業員と母国語でのコミュニケーションが可能となり、安心してホテルを利用することができる。

また、「KOTOBAL」は外国人や聴覚障がい者とのコミュニケーションもサポートし、透明ディスプレイとの連携でリアルタイムに会話を文字に変換し、投影することもできる。これにより、相手の表情を見ながら文字起こしされた翻訳を読むことができ、よりスムーズな意思疎通を実現する。対応可能な言語には、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ベトナム語、タイ語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、トルコ語などが含まれる。

今回の導入は、訪日外国人観光客の集客を積極的に進めるコアグローバルマネジメントにとって、外国人対応による従業員の心理的負担の軽減や、外国人宿泊者の体験価値向上につながると期待されている。特に、国慶節に訪日が予想される中国人観光客をはじめ、今後のさらなるインバウンド需要拡大に対する対策として重要である。

コニカミノルタジャパン株式会社は、複合機や印刷用機器、医療機器、産業用計測機器の販売・サービスを提供しており、働き方改革の自社実践から得たノウハウを活用し、デジタルイメージングやデジタルマーケティングを核としたソリューションを提供している。これにより、働く現場のDXを支援している。

一方、コアグローバルマネジメント株式会社は、どこの系列にも属さないオリジナルホテルブランドを全国各地で展開している。観光・都市型・ビジネスなどの用途や目的に合わせたブランド展開を行い、地域特性や各土地の魅力を最大限に引き出す「空間」・「食」そして「体験」をプロデュースしている。例えば、リゾート系ブランド「ヒューイットリゾート」や都市型観光ホテル系ブランド「クインテッサホテル Comic&Books」など、個性あるホテルを次々とオープンさせている。

社会状況や顧客ニーズの変化に敏感に対応し、戦略的なホテルづくりを進めるコアグローバルマネジメントの取り組みは、今後も続けられる。

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