日本旅行は、訪日旅行者を対象とした着地型ツアーや交通、食事、体験モノ等の旅行商材を販売するシステム「Miyab!(ミヤビ)」をこのたび本格稼動させ、世界中の旅行会社やOTA約1,500社を通じた旅行商材の販売が可能となった。
出典:日本旅行
世界中の旅行会社と連携、販売ルートが拡大
同システムは昨年3月にプレオープンしたBtoB(企業間電子商取引)システムで、着地型ツアーやバスなどの交通、食事、体験モノ等の旅行商材を世界中の旅行会社やOTA等を通じて訪日旅行者に販売する。
これまでは、海外の旅行会社とメールや電話等で対応していたため、回答に時間を要することもあったが、これらの業務をシステム化することで24時間365日の対応が可能になるとともに業務の効率化を実現した。
また、システム任せにすることなく担当者を配し、訪日旅行の販売に慣れていない事業者のサポートを行うなど、これからもきめ細かいサービスを提供するという。
【「Miyab!」の主な特徴】
1.販売先は、世界中の旅行会社やOTA等約1,500社
2.システム利用料は無料(販売実績に応じた手数料が発生)
3.旅行商材提供事業者等が自由に商材を登録(※)でき、在庫管理も可能
※多言語表示、多通貨表示が可能(現在、9言語、14通貨の表示が可能)
4.旅行商材登録から公開まで最短1日(基本契約締結が前提)
5.ホテル予約サイトと連携した販売が可能
同システムは今後、さらにデータ連携(API連携)を進めるなどして、販売ルートをさらに拡大するほか、訪日旅行の販売に慣れていない事業者(地域DMOや小規模事業者)向けの催行管理システムの開発も予定しており、「Miyab!」を通じた予約数を昨年比2.5倍にする計画。
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