（出典：Booking.com）
Booking.comは、世界最高峰の自動車レースが開催される三重県におけるインバウンド観光の最新動向を発表した。レース開催期間と重なる2025年4月3日から4月7日のチェックイン予約を対象に、宿泊予約の検索状況を分析した結果、オーストラリアやイギリス、アメリカ、ドイツ、オランダなど欧米圏の旅行者を中心に、三重県内への海外旅行者が増加することが明らかになった。また、スイスやニュージーランドにおける検索数の急増も確認された。
（出典：Booking.com）
この期間に三重県内で最も人気の旅行先は「鈴鹿サーキット」のある鈴鹿であった。次いで、伊勢神宮の参拝や門前町の散策が人気の伊勢が2位、鈴鹿と同じ北勢エリアに位置する四日市が3位となった。さらに、昨年と比較すると鈴鹿のみならず三重県全域で観光客の増加傾向が見られた。人気の旅行先ランキングには入らなかったものの、英虞湾を望む横山展望台がある鵜方や、世界遺産「熊野古道」で知られる熊野などのエリアも顕著な増加を示している。
Booking.comの日本・韓国地区担当リージョナル・マネージャーであるルイス・ロドリゲス氏は、今回の検索データを踏まえ、モータースポーツで盛り上がる鈴鹿を中心に、三重県内のインバウンド観光需要が高まっていることを指摘した。特に鈴鹿サーキットのある鈴鹿のみならず、その周辺エリアである四日市を含む三重県全域で海外からの旅行者が増加する見込みであると述べた。また、イベントにあわせて訪日する海外旅行者が、三重県内の観光名所を訪れることで地域全体が賑わうことが予想されるとしている。
本データは、2025年2月26日から3月5日の期間にBooking.comのサイト内で宿泊検索された回数をもとに作成された。検索対象期間は2025年4月3日から4月7日のチェックイン予約である。
Booking.comは1996年にアムステルダムで設立され、Booking Holdings Inc.の一員として「すべての人に、世界をより身近に体験できる自由を」という企業理念を掲げる。多種多様な宿泊施設や移動手段を簡単かつワンストップで予約できるプラットフォームを提供し、世界中の利用者に思い出に残る体験を提供している。また、ロイヤルティプログラム「Genius」に登録することで、数十万軒もの宿泊施設やレンタカーの割引や特典を利用することができる。詳細は公式SNSアカウントまたは公式サイトで確認できる。