matsuri technologies株式会社(本社:東京都新宿区)は、2023年4月1日以降の宿泊予約データを分析し、その結果を公開した。同社は、ソフトウェア主軸で空間の価値を最大化するソリューション「StayX」を提供し、アパートメントホテルや住宅宿泊事業の物件の運営を日本全国で行っている。
2022年10月以降、訪日客(インバウンド)の数は増加傾向にある。特に直近2か月間、訪日客の上位4か国は欧米諸国で占められ、その中でアメリカ、フランス、カナダ、オーストラリアが順に続いた。これら上位4か国の訪日客は全体の約54%を占める。
日本人宿泊者の割合は約6.1%で、調査開始時の2022年11月の11.9%の約半数となった。このことから、訪日客の需給が順調に回復していることが見て取れる。(出典:matsuri technologies株式会社)
2023年4月の平均滞在日数は約3.84泊で、前月比で微減したが、直近3か月と昨年同時期と比較すると平均滞在日数は安定している。この結果は、宿泊者が情勢に左右されずに滞在できるようになったことを示し、さらなるポストコロナの動向への移行が期待できる。(出典:matsuri technologies株式会社)
同社が展開する都市型宿泊施設ブランド「stayme」は、“ワンランク上のマンションステイ”をコンセプトに掲げている。デザイナーが全室のインテリアを監修し、施設は最寄り駅から徒歩10分圏内というアクセスの良さを誇る。部屋の広さは20㎡以上で、ホテルに比べて安価に利用することが可能だ。洗濯機/乾燥機、食器類、調理器具が全室に完備されており、自宅で過ごすような快適さを提供している。コロナ禍では長期滞在の利用が多く、ゲストのニーズに合った空間をフレキシブルに提供することで高稼働率を達成している。