観光庁は、この度全国通訳案内士が着用するバッジのデザインを決定した。今後、全国通訳案内士が通訳案内を行う際には、同バッジを着用してガイドをすることが可能となる。
全国通訳案内士は、高い外国語能力や日本の地理、歴史、文化等に精通しているだけではなく、高いホスピタリティと臨機応変な対応ができるプロフェッショナルなガイドとして信頼されており、インバウンドの促進において重要な役割を担ってきた。
このため、観光庁では、全国通訳案内士の認知度向上・魅力発信を図るべく、全国通訳案内士が着用するバッジを導入することとした。観光庁は今後、多くの全国通訳案内士がこのバッジを着用するよう周知していくとのこと。
他方で、新型コロナウイルスの感染拡大により、インバウンドの観光客が激減しており、全国通訳案内士の大半がフリーランスであることもあり大変な苦境となっている。
本来稼ぎ時となるはずの春の観光シーズンを直撃しており、全国通訳案内士から窮状を訴える声が相次いであがっている。
訪日観光を支える人材を喪失しないためにも、早急な支援が必要とされている言えるだろう。