株式会社エイチ・アイ・エス(HIS、本社:東京都港区、代表取締役社長:矢田素史)と台湾交通部観光局(所在地:台湾台北市、局長:張錫聰)は、台湾旅行送客強化のための業務提携を結んだ。
(出典:株式会社エイチ・アイ・エス)
台湾は異国情緒あふれる街並み、美味しい料理、スイーツの食べ歩きなどが楽しめ、日本から近いことから、多くの日本人に訪れる人気の旅行先である。コロナ前の2019年には、日本から台湾への旅行者は約217万人と前年比約10%増となった(台湾交通部観光局調べ)。しかし、コロナ禍による出入国条件の厳格化により、台湾訪問者は大幅に減少した。
現在では、出入国条件は廃止され、行動制限や規制もなくなった。そこで、再び台湾への観光客を増やすため、HISと台湾交通部観光局は協力することを決定した。
協定の目的は、コロナ禍で停滞した日本から台湾への旅行者を増やすことである。具体的な連携事項としては、日本の旅行者に台湾を旅行先として検討してもらうためのプロモーション協力と、全国のHIS店舗に台湾に精通するスタッフを配置するための研修プログラムの確立がある。
既に台湾アンバサダーとして全国から20名のスタッフが任命され、台湾の魅力や商品を発信する人材として育成が始まった。彼らはスタッフの知識向上やスキルアップを通じて、コロナ禍により縮小した訪台旅行の再活性化に取り組んでいる。
HISの矢田素史社長は「素晴らしい自然景観や豊かな食など、魅力満載の台湾を日本の消費者に発信し、コロナにより大きく落ち込んだ観光需要を復興させるとともに、台湾のファンづくりと旅の満足度向上に努める」とコメントした。