ホテル特化型メディア

眠っていたデータから新たな付加価値を

トップ > インバウンド > 広島市2017年観光統計、観光客数増加も宿泊客が減少

広島市2017年観光統計、観光客数増加も宿泊客が減少

投稿日 : 2018.08.19

広島県

インバウンド

ホテル関連ニュース

広島市の発表によると、広島市の2017年の入込観光客数は、対前年比で 6.3%増加し、1,341万人となり、 7年連続して過去最高を更新した。他方で宿泊客数については対前年比で1.3%減少し、534万人となった。

カープの連覇で、一般観光客が増加
入込観光客数の増加は、セ・リーグ 2 連覇を達成し、球団史上最多となる観客動員数を記録したカープ球団の人気の高まりと、広島駅周辺の再開発の進捗及び広島駅自由通路開通やショッピングエリアの ekie(エキエ)のオープンにより、JRを利用した観光客が増加した。
結果として、対前年比 4.2%増で過去最高の 1,157万人となり、観光客数全体の増加を力強く後押しした。

訪日客激増、トリップアドバイザーで高い評価
また、外国人観光客についても「トリップアドバイザー」で、外国人訪問者の満足度が高い日本の観光地として広島平和記念資料館が第 3 位、厳島神社が第 4 位にランクインしたほか、2017年10月から広島空港にシンガポール線が就航し、東南アジアからの来広者も増加し た。
また、三大都市圏から地方部への外国人の流入が増加している影響もあり、国の増加率 (19.3%増)を上回る、対前年比29.2%増の152万人となり、過去最高を更新した。

宿泊客数は微減、修学旅行客の減少と日帰り客の増加
他方で、宿泊客数は対前年比で1.3%減少し、534万人となった。全国的に少子化が進む中、広島平和記念資料館などを訪れる修学旅行客が前年比1.2%減の32万人となったほか、観光客の日帰りの割合が前年の57%から60%へと上昇し、宿泊せずに帰宅する人が増加したことが影響した。

出典:広島市

メトロエンジンリサーチによると、広島市には宿泊施設が195展開しており、15,233の客室が提供されている。

【関連記事】
グランドプリンスホテル広島、「がんばろう!広島」
トリップアドバイザー「外国人に人気の日本の観光スポット 2018」ー広島宿泊施設出店状況

関連記事