株式会社地球の歩き方が運営する訪日外国人向け旅行情報サイト「GOOD LUCK TRIP」にて、訪日中に困ったことについてのインターネット調査が行われた。その結果、外国人旅行者が最も不便に感じるのは「Wi-Fi環境」であることが明らかとなった。次に、「施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない」、「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」と続き、言語の違いによる不便さが示された。調査はインターネットで行われ、対象者は海外に住む10~60代の男女891人であった。
(出典:GOOD LUCK TRIP)
飲食店の予約に関する質問に対しては、最も多くの外国人旅行者が予約をせずに直接訪問することが示された。また、支払いシーンにおける決済手段に関して困ったと感じる旅行者が多いこともわかった。喫煙については、習慣がある回答者に絞って見ると「喫煙できる場所の少なさ・わかりにくさ」が大きな問題となっている。
(出典:GOOD LUCK TRIP)
本調査からは、外国人旅行者受け入れのための環境整備は進んでいるものの、まだ不十分な点があることが確認された。Wi-Fi環境等のインフラ面の整備や、多言語情報発信の見直し、そして急激に回復する訪日旅行者への対応が求められていることが結論となった。