JNTOの本日11月20日の発表によると、2019年10月の訪日外客数は前年同月比5.5%減少の249.7万人となった。訪日外客数が多い韓国市場の減速(前年同月比65.5%減)が、訪日外客数全体が前年同月を下回る要因となり、政府目標の2020年の4,000万人達成が難しくなってきた。
訪日外客数は過去最高ペースも2020年4,000万人は困難に
出典:JNTO
2019年10月の訪日外客数は、前年同月比5.5%減の249万7千人。2018年10月の264万人1千人を約14万人下回った。前年同月を下回ったのは、訪日外客数が多い韓国市場からの訪問者数が半減した2019年8月以来2か月ぶり。
ラグビーW杯により英国が前年同月比85.6%増の68,400人で、単月として過去最高を記録するなどしたが、訪日外客数が多い韓国の減速(前年同月比65.5%減の197,300人)が、訪日外客数全体が前年同月を下回る大きな要因となった。
訪日外客数は、2019年1-10月までの合計で2,691万人となり、2018年1-10月の2,611万人に比べて80万人ほど上回っているものの、2018年の3,119万人から2019年の増加は最大でも100万人程度にとどまる見込みで、政府目標としていた2020年の4,000万人達成が困難となってきた。
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