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【アパートメントホテル / 民泊の宿泊者属性調査結果(8月)】:欧米と東南アジアがリードし、ショートステイが注目される新動向

投稿日 : 2023.09.13

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インバウンド

ソフトウェアを主軸とした空間の価値最大化ソリューション「StayX」を展開するmatsuri technologies株式会社は、2023年8月1日以降の宿泊予約データを分析した。その結果、アパートメントホテルや住宅宿泊事業の物件に宿泊した訪日客は、2022年10月以降増加傾向にあり、欧米からの訪日客が上位3か国を占めていることが明らかとなった。

(出典:matsuri technologies株式会社

この調査では、同社が日本全国で運営するアパートメントホテルや住宅宿泊事業の物件に宿泊した訪日客を対象に、国別の宿泊者割合が集計された。結果、アメリカ、オーストラリア、日本、フランスの4か国が宿泊者の約44%を占め、観光需要の高さが確認された。また、先月のデータとの比較から、東南アジアからの訪日観光の伸びが特筆される。

(出典:matsuri technologies株式会社

一方、2023年6月以降、平均滞在日数は2か月連続で減少している。これは、夏休み期間中のショートステイの増加を示唆している。ポストコロナの時代を迎え、観光の動きに変化が見られる中、今後の動向に注目が集まる。

訪日客の増加は、日本の観光産業の回復を示していると言えるだろう。特に、欧米および東南アジアからの観光客の増加は、日本の観光資源への興味や信頼性が向上していることを示唆している。一方で、平均滞在日数の減少は、短期間の観光が増えていることを示しており、観光者の動機や行動パターンに変化があるかもしれない。これらの動向を背景に、旅行産業や宿泊業界は、短期間でも満足度の高い観光プランの提供や、新しい観光資源の開発に取り組む必要があるだろう。

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