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2023年夏休み旅行予約動向:新型コロナウイルスの安定化とともに、韓国はコロナ前の2019年水準まで回復

投稿日 : 2023.07.07

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株式会社エイチ・アイ・エス(HIS)は、2023年夏休み期間の旅行予約状況について情報を公開した。新型コロナウイルスが感染症法上で5類に移行し、生活様式や消費行動が回復傾向にある。それに伴い、海外旅行は前年比で7倍、平均単価178,000円、韓国はコロナ前の2019年水準まで回復した。国内旅行も同じく2019年水準まで回復し、平均単価85,000円であった。海外旅行のピークは「山の日」の8月11日、国内旅行は夏休み開始直後の7月23日であった。

海外旅行の目的地では、ソウルが1位となり、2022年の年末年始、ゴールデンウィークの動向と合わせ、繁忙期の首位を維持している。韓国全体は2019年水準まで急回復しており、7位にランクインしたプサンは2019年を超える伸びを示した。

国内旅行では、1位~4位まで(沖縄・北海道・長崎・大阪)が前年と同じであり、特に鹿児島県や広島県の人気が増える形となった。それぞれ、鹿児島では世界自然遺産にも登録された離島への関心の高さが伺え、広島はG7サミットでの注目が影響していると考えられる。

これらの結果は、新型コロナウイルスの状況が安定化し、海外旅行が再び可能になりつつある現状を反映している。しかしながら、経済状況は、米国の金利引き上げ、ウクライナ情勢の長期化に伴う原材料価格の高騰、物価の上昇などにより変化している。

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