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山口県2017年、宿泊者減少も観光客数・外国人過去最高

投稿日 : 2018.09.05

山口県

ホテル統計データ

山口県の2017年の宿泊者数は、全体は前年比4.8%減の444万泊、外国人延べ宿泊者数は過去最高の前年比26.8%増の11.7万泊。観光客数は、過去最高で前年比6.2%増3,318万人となった。山口県の宿泊施設展開状況、星野リゾートの長門市との協働事業を合わせお送りする。

宿泊者数は前年比4.8%減、観光客数は過去最高

山口県の観光統計によると、2017年の山口県の延べ宿泊者数は、観光目的以外の宿泊者数の減少を主な要因として、前年比4.8%減の444万人泊となった。

 

山口県述べ宿泊者数(人泊)の推移

出典:山口県

一方で、観光キャンペーン「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」の開催や、元乃隅稲成神社への来訪者数の増加等により、2017年の観光客数は過去最高となる3,318万人(前年比6.2%増)となった。

山口県観光客数の推移(人)

出典:山口県

外国人述べ宿泊者数・観光客数は過去最高
外国人延べ宿泊者数及び外国人観光客数は、山口宇部空港-韓国・仁川国際空港の定期便の運航数拡大や中国からのクルーズ船の増加等により、いずれも過去最高となり、外国人延べ宿泊者数は、前年比26.8%増の11.7万人泊、外国人観光客数は、前年比54.8%増の40.9万人となった。

山口県外国人述べ宿泊者数(人泊)

出典:山口県

 

山口県外国人観光客数の推移(人)

出典:山口県

山口県宿泊施設展開状況、星野リゾートの長門市展開
明治維新160周年を迎える本年だが、幕末維新の発火点ともなった長州藩、現山口県の宿泊施設展開状況を見てみよう。
メトロエンジンリサーチによると、山口県には宿泊施設が480、部屋数15,279が提供されている。
内、最も多くの宿泊施設が展開しているのは、下関市(施設数:71、部屋数:2,724)と山口市(施設数:53、部屋数:2,797)で部屋数ではほぼ並んだ。
次に岩国市(施設数:47、部屋数:1,726)、周防市(施設数:41、部屋数:1,775)が続き、松下村塾があり多くの維新志士を生んだ萩市は施設数が65、部屋数1,297となっている。
山口県では新設予定ホテルが3軒と少ないが、注目プロジェクトとして、星野リゾートが「界」を長門市に開業する計画があり、2019年春には開業を見込んでいる。
星野リゾートでは長門市を全国温泉ランキングTOP10とする目標などを掲げ、同ホテルの開業を一部として、温泉街の再生に向けて「長門湯本温泉観光まちづくり計画」の2021年完成へ長門市と協力して取り組んでいく方針を示している。

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