本日6月28日発表の観光庁宿泊旅行統計調査によると、2019年4月の延べ宿泊者数(全体)は、4,650万人泊で、前年同月比+9.4%(2次速報)。また、5月の延べ宿泊者数(全体)は4,812万人泊で、前年同月比+8.3%(1次速報)となった。
4月日本人・外国人ともに最高値、5月も好調持続
出典:観光庁
日本人延べ宿泊者数は、4月は前年同月比+8.4%、3,645万人泊で、4月としては調査開始以来の最高値となった。また、5月の日本人延べ宿泊者数は同+6.9%、3,917万人泊であった。
外国人延べ宿泊者数は、4月は1,006万人泊で、前年同月比+13.3%で、4月としては調査開始以来の最高値。また、5月は同+14.5%で、894万人泊であった。
4月の稼働率64.7%、5月63.2%ともに前年上回る
4月の客室稼働率は全体で64.7%(前年同月比+3.8%)であった。また、5月は全体で63.2%(同+2.6%)であった。
出典:観光庁
4月、5月は異例の長さとなったゴールデンウィークの影響もあり、全ての施設カテゴリーで前年同月比を上回り好調さを印象付けた。
各地でシティホテルが90%の稼働率を上回る
4月都道府県別では、大阪府が87.3%でトップとなり、2位の東京都(85.3%)を上回った。大阪府はリゾートホテルとシティホテルで90%を超える稼働率となった。
3位は京都府で77.8%、4位に神奈川県・広島県が同率で77.0%となった。京都府と神奈川県、広島県はいずれもシティホテルの稼働率が90%を超えた。
ゴールデンウィークの需要獲得によりリゾートホテルやシティホテルの需要が拡大した模様で、兵庫県でもシティホテルの稼働率が90%を上回った。
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