観光庁は、主要旅行業者の旅行取扱状況速報(2018年9月分)を発表。海外旅行の総取扱額は対前年同月比102.7%となった。訪日外国人旅行の総取扱額は対前年同月比111.5%、国内旅行の総取扱額は対前年同月比91.4%で、被災地を中心とした北海道・西日本方面が低調となった。
観光庁の調査結果によると、2018年9月の主要旅行業者の旅行取扱状況は、訪日外国人旅行客の増加や海外旅行の好調にもかかわらず、国内旅行の北海道胆振東部地震及び台風の影響による低調のため前年同月比で96.8%と後退した。
海外旅行の総取扱額は対前年同月比102.7%となった。募集型企画旅行については、台風第21号による関西国際空港の閉鎖の影響があり、前年同月と比べ減少したが、受注型企画旅行(団体旅行)については、一般企業・組織、教育関係ともに取扱人数が増加し、総取扱額は前年同月と比べ増加した。
訪日外国人旅行の総取扱額は対前年同月比111.5%となった。北海道胆振東部地震及び台風の影響があったものの、欧米豪市場を中心とした個人旅行の取扱いは引き続き堅調に推移し、総取扱額は前年同月と比べ増加した。
国内旅行の総取扱額は対前年同月比91.4%となった。北海道胆振東部地震及び台風の影響があり、被災地を中心とした北海道・西日本方面が低調となり、総取扱額は前年同月と比べ減少した。
旅行会社別の取扱額では高速バスのWILLER、国内旅行や訪日客の獲得で急伸する旅工房、DeNAトラベルを買収したエボラブルアジアの3社が前年同月比で120%を超える大幅な伸びを示した。
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