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JTB、年末年始(2019-20年)の旅行動向予測発表

投稿日 : 2019.12.05

指定なし

ホテル統計データ

JTBは、「年末年始(12月23日 ~ 1月3日)に1泊以上の旅行に出かける人」の旅行動向の見通しをまとめた。1,074人から回答を得た旅行動向アンケート、経済指標、業界動向や航空会社の予約状況、JTBグループの販売状況などから推計したもので、1969年に調査を開始して以来、今年で51回目。

同調査結果は以下の通り。

出典:JTB

今年の年末年始の休暇は、12月23日が祝日でなくなったため、昨年と違いクリスマス3連休はないがが、12月27日(金)を仕事納めとすると、12月28日(土)から1月5日(日)までの9連休も可能な日並びになる。

海外旅行人数は76.2万人、平均費用は202,000円

2019年に入ってからの海外旅行人数は、過去最高だった2018年を上回るペースで伸び、今年1月~10月までの累計は対前年比6.9%増の1,673万人(日本政府観光局11月発表)。

10月は対前年比で1.0%の伸びに留まり、ここにきて日韓関係や香港におけるデモの影響などにより伸び率は低下してきた。韓国からの訪日人数は7月から減少が続いているものの、日本人の韓国行きは9月までは前年を上回り、急な減少にはなっていない。このため全体では、今年の年末年始の海外旅行人数は76.2万人と、昨年から微増を予測した。

国内旅行人数は2,926.6万人、平均費用は32,000円

観光庁の宿泊旅行統計調査によれば、今年の1月~10月の日本人の述べ宿泊者数の合計はゴールデンウイークが好調だったため前年より0.3%増加したが、6月以降は前年割れが続き、台風や大雨の影響などで10月単月の速報値も3,727万人泊で前年同月比▲2.8%となっている。

今年の年末年始は、9連休も可能な日並びだが、景気の動向や所得の伸び悩みなどから、この間の国内旅行人数は2,926.6万人(前年比▲2.1%)、国内旅行平均費用は32,000円(前年比▲5.9%)と予測した。

【旅行動向アンケート 調査方法】

調査実施期間:2019年11月5日・6日

調査対象:全国15歳以上79歳までの男女個人

サンプル数:事前調査20,000名 本調査1,074名(事前調査で「年末年始に旅行に行く」と回答した人を抽出し本調査を実施)

調査内容:2019年12月23日から2020年1月3日に実施する1泊以上の旅行(海外旅行を含み、商用、業務等の出張旅行は除く)

調査方法:インターネットアンケート調査

*今回より、これまでの「調査員による質問用紙を使った個別訪問調査」から「インターネットアンケート調査」に調査方法を変更。2018年の年末年始の市場調査より両調査を並行して実施し、前年比は昨年のインターネットアンケート調査との比較。

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