H.I.S.ホテルホールディングス株式会社(H.H.H.)による、ロボットと最新設備を導入した「旅の楽しさ」と「利便性の向上」を目指す変なホテルの「変なホテル東京 羽田」が10月3日(水)に開業する。新規出店が相次ぐ東京都大田区周辺ホテル展開状況と合わせてお送りする。
変なホテル東京 羽田
同ホテルが開業すると、「変なホテル」は、関東7拠点、全国では9拠点となる。
同ホテルは、羽田空港国内線ターミナル駅京急空港線から電車約4分、京浜急行「大鳥居駅」から徒歩約6分に位置。
開業にあたり4つの最新設備を導入する。
① ロボットと3D映像がシンクロした新しいフロントエンターテインメント
恐竜、人型ロボットと自然界を映した3D映像が顧客を出迎える。
出典:HIS
② 客室内タブレットサービス「tabii(タビー)」を全室導入。
館内外の情報収集と照明、空調、TV 等のあらゆる客室機器と連動する技術を導入。
③ プロジェクターを利用した約80インチのスクリーンで楽しむ「シアタールーム」
客室の一部にてTV、映画等約400種類を楽しめる。
④ 人の手助けを促して一緒にゴミを拾い集める「弱いロボット」と共存するフロント
豊橋技術科学大学との共同研究において、ロボット業界初となる人の手助けを促して一緒にゴミを拾い集める「弱いロボット=〈ゴミ箱ロボット〉」と共存する空間をフロントにて展開する。
出典:HIS
所在地:東京都大田区東糀谷2-11-18
客室数:200室
新たに導入されるシアタールームでは、ツインが宿泊料金1室/14,500円~で60室提供される。
東京都大田区・周辺ホテル展開状況
大田区では、メトロエンジンリサーチによれば、宿泊施設が84、部屋数8,460が提供されており、新規開業予定施設としては同ホテルを含めて、施設数10、部屋数にして3,112と激増を予定しており、約40%の客室数の増加が見込まれている。
大田区には羽田空港が立地しており、訪日客の増加と羽田空港の国際線の増便がその背景となっている。
同区内の客室数規模トップ10は以下の通り。
出典:メトロエンジンリサーチ
羽田空港からの沿線が広がる京急が3位、4位にランクインした。200室の同ホテルは開業すると15位となる見込み。
羽田空港付近での新規開業予定としては、蒲田駅付近での開業が目立ち、以下の通りとなっている。
出典:メトロエンジンリサーチ
特に際立つのが、「羽田空港跡地第2ゾーン計画」で総客室数が1,700室を超える巨大プロジェクト。宿泊機能の他に、大規模イベント開催が可能なMICE機能、エンターテイメント、商業施設としての機能を含み、東京五輪に向けた取り組みとして、2020年4月に開業を予定している。
変なホテルは、独自の最新設備を強みとして、2019年1月には福岡・博多、同2月には大阪・心斎橋、同3月には大阪・西心斎橋、京都・八条口駅前、2019年夏に東京・浅草、同秋に大阪・泉佐野、石川・金沢、と次々に新規ホテルを開業する予定であり、アメリカやトルコへの海外進出も予定している。