ワイキキとマウイ島のマリオット系列の5つのホテルでホスピタリティ系労働組合「UNITE HERE Local 5」に加入する従業員2700人が10月8日から、ストライキを実施。同ストは今後一週間程度は続く見込みで長期化により、ゲストサービスへの深刻な影響が懸念されている。
「One-Job-Should-Be-Enough(仕事は一つで十分だ)」
ストライキを実施しているのは、以下のマリオット系列ホテル。
・ロイヤルハワイアン・ラグジュアリーコレクションリゾート・ワイキキ
・シェラトン・マウイ・リゾート&スパ
組合側は「One Job Should Be Enough(仕事は一つで十分だ)」(低賃金のために副業を強いられているという趣旨)のスローガンをかかげる運動で、数ヶ月に渡る交渉の末にストライキを決行。ハワイのマリオット系列3,500人の職員のうち2,700人が同ストに参加している。
同ストは少なくともさらに一週間は続く見込みで、組合側は22日には大規模なデモ行進を予定している。
同ストは全米のマリオット系列スタッフによるストライキの一部で、ほかにボストン、サンフランシスコ、サンノゼ、オークランド、サンディエゴ、デトロイトでもストを実施している。
同ストに伴い、ハワイ観光局は、「ストライキ期間中も、皆様のご旅行には影響ございませんので、渡航の変更やキャンセルの必要はございません。 5ホテルでのご滞在を予定されていらっしゃる皆様におかれましては、ご質問などございましたら、ホテルやご予約されました旅行会社へ直接ご確認ください。」とのコメントを公式サイトに掲載している。