「Go To EAT」事業のオンライン予約によるポイント付与キャンペーンについて、農林水産省は11日時点で利用者が5000万人に達し、ポイント付与額は400億円分にのぼると発表。まもなく予算の616億円に達し、近日中にポイント付与が終了する見通しだ。
新型コロナウイルスの感染拡大により打撃を受けた飲食業界を支援するために始まった「Go To EAT」事業。目玉の一つである「オンライン予約によるポイント付与」は、「ぐるなび」や「ホットペッパー」などの飲食予約サイトから飲食店を予約し利用した場合、次回来店時に使えるポイントを1人最大1,000円分付与するというもの。
1回の飲食代が実質タダになるという破格の内容に、多くの利用者が予約サイトに殺到。キャンペーン初期は鳥貴族で1品だけ注文して1,000円分のポイントを得る「錬金術」が話題になっていた(現在は修正済み)。また、加盟店の中にはポイントで支払いを済ませてもポイントが付与される店舗もあり、「無限くら寿司」などが人気を呼んでいる。
当初、ポイント付与の対象期間は2021年1月末までと発表されていたが、農林水産省当が11日に報じた内容によれば、現時点でのポイント付与額は400億円を超し、近日中に予算上限の616億円に達するという。それに伴い、予約サイトでも順次、ポイントの付与が終了していく。一部サイトでは、終了前に利用しようとアクセスが集中し、つながりにくいところも出てきている。最期に利用したいと考えている人は早めの申し込みがおすすめだ。付与されたポイントは、来年の3月31日まで利用可能。