観光庁は、10月25日(金)、26日(土)に、G20北海道倶知安観光大臣会合を開催した。会合では、赤羽国土交通大臣が議長を務め、北海道倶知安宣言を採択した。韓国を含む各国代表との二国間会合も合わせて行われた。
観光客と地域社会に貢献する観光マネジメント、持続可能な観光を推進する技術革新
出典:観光庁
G20各国およびEU、国際労働機関(ILO)、経済協力開発機構(OECD)、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)、世界観光機関(UNWTO)の参加でニセコHANAZONOリゾートにて開催された同会合は、「持続可能な開発目標(SDGs)に対する観光の貢献の最大化」をテーマとした。
経済成長の牽引と持続可能な開発目標(SDGs)に対する貢献という観光の役割について確認するとともに、観光客と地域社会に貢献する観光マネジメント、持続可能な観光を推進する技術革新という共通の課題について意見交換を行った。
会合での議論を踏まえ、その成果として「北海道倶知安宣言」を採択した。
今回、日本は、議長国として、G20観光大臣会合を、初めてG20関係閣僚会合として位置づけた。
また、日本に蓄積する観光と危機管理に関する知見と経験を、G20各国に共有し、各国の取組を促進していくことを示した。
会合では、持続可能な観光の推進において、多様な主体の連携の構築、データの利活用と個人情報保護などについて活発に議論が交わされた。
赤羽国土交通大臣、和田政務官は、関係が悪化している韓国(朴文化体育観光部長官)を含めた会合に出席の各国等代表とそれぞれバイ会談を行い、二国間の観光交流促進等に関する意見交換を行った。
日韓会談では、両国の観光交流の重要性などについて意見交換が行われた。
また、同会合において、各国と民間の先進的な取組を共有すべく、10月に開催した G20 Tourism Innovation Pitch に入賞した3社(Global Himalayan Expedition(印)、WAmazing 株式会社(日)、一般社団法人 WheeLog(日))によるプレゼンテーションが行われた。
代表団からは、各社のサービスの世界への展開の可能性など強い関心が示された。
出典:観光庁
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