外務省は、来年6月に日本が主催するG20大阪サミットに関し、8か国と9つの国際機関を招待することを決定。首脳会合のほか関係閣僚会合が日本国内8都市で開催される大規模なMICEイベントとなる。
参加メンバー国・機関が決定
日本としては、G20メンバーに加え、各招待国・機関のリーダーの協力も得ながら、経済成長と格差への対処の同時達成、開発・地球規模課題への貢献を通じ、自由で開かれた、包摂的かつ持続可能な「人間中心の未来社会」の実現を目標に、G20大阪サミットを成功に導く考え。
【招待国】
スペイン、シンガポール、オランダ、ベトナム、チリ、
ASEAN議長国(タイ)、アフリカ連合(AU)議長国(エジプト)、アフリカ開発のための新パートナーシップ(NEPAD)議長国(セネガル)
【招待国際機関】
国連、世界銀行、国際通貨基金(IMF)、金融安定化理事会(FSB)、世界貿易機関(WTO)、国際労働機関(ILO)、経済協力開発機構(OECD)、世界保健機関(WHO)、アジア開発銀行(ADB)
なお、G20構成国は以下の通り。
アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、日本、メキシコ、韓国、南アフリカ共和国、ロシア、サウジアラビア、トルコ、英国、米国、欧州連合(EU)
国内8都市で関係閣僚会合
2019年6月28日と29日にG20大阪サミットを開催し、以下の通り国内8都市で関係閣僚会合が開催される。
・農業大臣会合、5月11日・12日:新潟県新潟市
・財務大臣・中央銀行総裁会議、6月8・9日、福岡県福岡市
・貿易・デジタル経済大臣会合、6月8・9日茨城県つくば市
・持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合、6月15・16日、長野県軽井沢市
・労働雇用大臣会合、9月1・2日、愛媛県松山市
・保健大臣会合、10月19・20日、岡山県岡山市
・観光大臣会合、10月25・26日、北海道倶知安町
・外務大臣会合、11月22・23日、愛知県名古屋市
首脳会合が開催される大阪はもちろんだが、いまやG7を上回る影響力を持つG20の閣僚会合を日本の各都市で開催することにより、今後のMICE誘致にも弾みをつけたいところだ。
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