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藤枝市とナビタイムジャパンなどが連携協定を締結:観光DXでスポーツツーリズムと地域活性化を推進

投稿日 : 2025.08.05

静岡県

協定

観光

藤枝市一般社団法人藤枝市観光協会株式会社ナビタイムジャパンは、観光DXによるスポーツツーリズム推進に向けた連携協定を2025年7月23日(水)に締結した。この協定は、スポーツを核とし、地域の観光資源との連携によって新たな誘客と周遊促進、域内消費の活性化を図るものであり、先進的かつ持続可能な観光モデルの構築を目指す取り組みである。

(出典:株式会社ナビタイムジャパン

本協定は、2024年度に始動した「蹴球都市藤枝Next100スポーツツーリズムプロジェクト」および、観光庁の令和7年度「観光DX推進による地域活性化モデル実証事業」に採択された「観光DX推進事業」をさらに発展させるためのものである。同プロジェクトでは、地域経済の活性化を目的に、チャットツールを活用して地域事業者や飲食店に対して観戦者数の予測や混雑状況に応じた施策の提案を行う情報共有の仕組みを構築している。また、地域の営業情報やクーポン、お知らせなどをリアルタイムで観戦者に配信するローカルコミュニティマップも活用している。

さらに、「ユニ着て旅する」をコンセプトとしたサッカー観戦と観光情報を発信するアプリ「ユニタビ」も活用しており、観戦者向けの情報提供やスタジアムへの交通手段の効率化などの施策を展開してきた。今後は生成AIの活用に注力し、観戦者数予測や当日の状況に応じた施策提案の精度を高め、地域事業者の売上向上や業務効率化を図ることで、地域全体の生産性向上と観光地経営の高度化を推進していく方針である。

(出典:株式会社ナビタイムジャパン
本協定により、スポーツツーリズムのDX推進、来訪者の利便性向上と周遊促進による域内消費の拡大、商業振興と観光産業の生産性向上、観光データの利活用といった領域での共同取り組みが進められる予定である。具体的には、「ローカルコミュニティマップ」を基盤とするコミュニティプラットフォームによる生産性向上事業が観光庁の令和7年度採択事業として実施される予定であり、生成AIや動態予測の導入を通じて地域経済の活性化を図る。

また、「ユニタビ」などを活用した観戦者向け情報発信や周遊促進事業に加え、サイクルツーリズムの推進とインバウンド動向の分析も行う。ナビタイムジャパンが提供する自転車専用ナビゲーションアプリ「自転車NAVITIME」や、同アプリから得られるユーザーデータの分析ノウハウを活かし、観光振興に貢献していく予定である。ナビタイムジャパンは、経路探索技術や移動・交通データの分析を通じて、スポーツと観光、交通の融合による地域活性化を支援している。

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