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秋田県湯沢市、「顧空庵」「四同舎」が登録有形文化財

投稿日 : 2018.11.28

秋田県

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文化審議会の文化財分科会の審議 ・ 議決を経て秋田県湯沢市にある木造住宅「顧空庵」と、旧湯沢酒造会館の「四同舎」が、国の登録有形文化財となることが決定した。同市のホテル展開状況と合わせてお送りする。

木造住宅「顧空庵」

顧空庵は、昭和28年に東京・上野毛に建てられた住宅を、現所有者が秋田・湯沢に移築保存したもの。

写真:顧空庵

出典:白井晟一建築研究所

効率的な平面計画と規格材の利用を徹底してローコスト化を図りつつ、仕上げ材の選択や空間構成を工夫することで、小規模ながら豊かな住環境を実現している。ドイツ哲学を下地とした異色の建築家として知られる白井晟一の初期の設計活動を代表する住宅建築。

旧湯沢酒造会館「四同舎」

黒塗りの鋼板製の柱型と素朴な風合いの白いタイル、最小限の開口部、そして量感のある屋根で構成された重厚で閉ざされた印象の立面(北面)に対し、南面の開口は大きく、特に2階会議室のバルコニーに面する開口は陽の光を充分に享受する。

出典:湯沢市

RC造2階建てで、建築面積の約1/6を占める吹抜けのエントランスホール兼階段室が人々を招き入れ上下階の空間をおおらかにつないでいる。竣工当初は会館関係者の結婚式の会場として使われたこともあったという。竣工後50年を経た今もなお、力強さを感じとることができる建築である。

いずれも建築家・白井晟一の設計で、同答申に基づき、近日中に行われる官報告示を経て正式に登録予定。

秋田県湯沢市ホテル展開状況

メトロエンジンリサーチによると、両文化財が所在する秋田県湯沢市には宿泊施設が32、部屋数にして378が提供されている。

秋田県南部に位置する湯沢市では、川原毛地獄山や小安峡大噴湯などの西栗駒山系の雄大な自然と、その中に点在する泥湯・秋の宮・小安峡温泉のほか、院内銀山異人館・稲庭城などの歴史資料館、酒・うどん・漆器・さくらんぼなどの特産品、そして七夕絵どうろうまつり、小町まつり、犬っこまつりなど、多くの観光資源があり、年間約108万人(2017年)の観光客を集めている。

冬季には温泉やスキー客でも賑わう。

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