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万平ホテル「アルプス館」が国の登録有形文化財に

投稿日 : 2018.07.23

長野県

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森トラストおよび、子会社である万平ホテルによると万平ホテル「アルプス館」が、2018 年 7 月 20 日に開催された文部科学省文化審議会の答申を受け、今後行われる官報告示を経て、登録有形文化財への登録が正式決定される見込みとなった。

万平ホテル
1894 年に創業した万平ホテルは、軽井沢の地で国内外の賓客を迎え続ける、日本の西洋式ホテルの草分けの一つともいわれるクラシックホテルで、来年で125 周年を迎える。
今回、登録有形文化財へ登録される見込みとなった「アルプス館」は、1936 年に竣工した、 客室、メインダイニングルーム、サロン、バーなどからなる木造 3 階建ての建造物。
軽井沢の景観に調和したハーフ・チンバー風の外観意匠や、和洋折衷の室内意匠などから、戦前・戦後を通じ、現在に至るまで数多くの著名人や政界人等に愛されてきた。 また、意匠面のみならず、近代的な構造・材料を積極的に使用した独自の設計により、日本の木造建築の近代化を試みた建造物として高い評価を得ている。
万平ホテルは、客室数が109 室で、アルプス館の他に、ウスイ館、アタゴ館、別館、コテージスイートがある。
住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢925

出典:森トラスト

登録有形文化財(建造物)
登録有形文化財(建造物)とは 原則、建設後 50 年を経過した歴史的建造物のうち、国土の歴史的景観に寄与している、造形の規範となっている、再現することが容易ではないという登録基準によって国が登録する建造物。文化審議会から文部科学大臣への答申後、文化財登録原簿への登録、官報への告示を経て正式登録される。
宿泊施設では、静岡・伊豆の「落合楼 村上」や箱根湯本温泉「萬翠楼 福住」、長野・湯田中の「よろづや松籟荘」、岐阜・飛騨古川の「八ツ三館」など老舗旅館が多く指定されている。

メトロエンジン・レビュー分析
メトロエンジンリサーチによると、万平ホテルはシティホテルに分類され、一泊の宿泊料金が4万円ほどとなっている。
また、レビュー分析によると、万平ホテルは、特に夕食や朝食などの食事への評価が極めて高い。また、良質な客室、サービスに加えて、軽井沢駅から2km(タクシーで5分)の好立地にも高評価を得ている。
料金面を除くとほとんど課題は見当たらないほど総合的な評価の高いホテルとなっており、今回の文化財登録によりさらに注目や人気が高まりそうだ。
周辺には、「軽井沢つるや旅館」(25室)が所在しており、価格帯も万平ホテルと同価格帯の高級老舗旅館で顧客からも高い評価を得ており、強力なライバルとなっている。

アルプス館客室

出典:万平ホテル

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