お金の不安を解消する知識を広めるサイト「グッドカミング」は2024年末から2025年初頭にかけての年末年始の旅行、帰省、支出、旅行意欲に関するアンケート調査を実施した。「奇跡の9連休」と呼ばれた今季の年末年始は、人によっては9日間の休みが得られる特別な機会となった。昨今では円安の影響で海外からの観光客が増加し、国内の観光地や宿泊施設においても賑わいを見せている一方で、円安が日本人の旅行事情にどのような影響を及ぼしたのかについても本調査内では取り上げている。
(出典:アントプロダクション株式会社)
本調査における回答者は、日本在住の男性60%、女性40%の計300名である。調査期間は2025年1月6日から1月7日であり、インターネットによる任意調査が行われた。回答者が最も多い年代は40代の31%で、次いで30代26.3%、50代24%となり、30~50台が主な回答者となった。
(出典:アントプロダクション株式会社)
アンケートに回答した300名に年末年始期間(2024年12月28日~2025年1月5日)の帰省・旅行について質問したところ全体の54.3%が「旅行・帰省をしていない」と回答した。次いで「帰省(実家・義実家・親戚宅など)」と回答した人が34.7%となった。旅行をしたと回答した人は、「日帰り」が10.0%、「宿泊」が8.3%であり、海外旅行についてはわずか2.3%にとどまっている。この結果から今期の年末年始は9連休という長い期間の休日があっても、自宅周辺か実家(義実家など)でゆっくり過ごす層が大多数を占めることが分かった。
(出典:アントプロダクション株式会社)
年末年始に使ったお金の総額についての質問に対しては、支出額が「1万円未満」と回答した人が24.7%で、「1〜3万円」が最も多く30.3%を占めた。「3〜5万円」は20.7%、「5〜10万円」は15.0%であり、年末年始の出費は総額で5万円以下の層が全体の75%以上を占めている。一方で、合計で10万円以上の支出をしたと回答した人は全体の10.6%、50万円以上と回答した人は0.7%に過ぎなかった。人によって大きな支出の差が見られたものの、「3万円以下」にとどまる人が全体の半数以上を占める傾向が確認されている。
(出典:アントプロダクション株式会社)
2025年の長期休暇における旅行意欲については「積極的に行きたい、行く予定がある」と回答したのは8.0%、「行けそうなら行きたい」と回答した人が44.0%にのぼった。一方で「あまり意欲がない」と回答したのは30.3%、「行かない」は17.7%であり、半数近くの人が旅行に対して消極的な姿勢を示している。旅行に対して関心を持っている層は多いものの、積極的に行動に移す人数は限られているようである。
(出典:アントプロダクション株式会社)
また、旅行に対して「あまり意欲がない」「行かない」と回答した144人に、旅行に行かない理由として最も当てはまる内容を聞いたところ、「金銭的理由」が65.3%を占めた。仕事や育児、旅行に興味がないといった理由はあるものの、昨今の円安や物価高、実質的賃金の伸び悩み等が旅行意欲に制約をかけられている可能性も考えられる。
「グッドカミング」を提供するアントプロダクション株式会社は、SEO・SEMマーケティング、アパレル事業、ネットメディア企画・制作・運営事業、保険事業を手掛けるWebマーケティング企業である。0から作り上げ、時には破壊しながら細部までこだわった「いいもの」を作り、正しく評価しながら人との繋がりを重視する企業風土を築いて「顧客(ステークホルダー)と繋がる企業」「売り上げ100億円」を実現する経営目標を掲げている。