(出典:ツキヒホールディングス株式会社)
茨城県鹿嶋市において、ツキヒホールディングス株式会社と株式会社KXが、「地方創生」×「スポーツ」×「リカバリー」をテーマとしたグランピング施設の建設に関する検討会を実施した。 この施設は地域の魅力を発信することを目的としており、第1期・第2期参画事業者を交えた検討会の結果、15社の地元参画事業者が決定した。これにより、必要な資金の調達が完了し、事業の具体化が進んでいる。
(出典:ツキヒホールディングス株式会社)
茨城・カシマと聞くと、多くの人が鹿島アントラーズを思い浮かべることであろう。フットボールの街としての知名度やブランドは、鹿嶋市の最大の魅力の一つである。しかし、この街の真の価値はプロスポーツチームの存在だけではない。昔も今も、ファンやサポーター、街の人々がサッカーチームに向き合い、熱意を持ってチャレンジしている点にある。このグランピング施設も、地元事業者の熱意と協力によって実現するものである。
このような背景や真の街の価値を踏まえ、プロジェクトの検討会では、「スタジアムで生まれる熱量を周辺に延長させるような施設」や、「サッカーのアディショナルタイムに起きる熱狂的な時間の続きを感じられる施設」というコンセプトが議論された。従来のグランピング施設ではなく、地域の真の価値にフォーカスした体験価値を提供する施設を目指している。
本件は茨城・カシマのまちおこし事業としての側面も強いため、一般的なグランピング施設であっては面白くないと考えられるため、街の真の価値を考慮した上で、体験価値をもっと豊かにし、街の魅力や人々にフォーカスを充てたような今までにない魅力を追求した施設を目指す。これまで進めていた設計やコンセプトを再度検討し、新コンセプトに基づく仕様設計の変更が行われた。その結果、プレオープンは2024年中に変更され、グランドオープンは来季のJリーグ開幕日に予定されている。今後、新コンセプトの決定に伴い、施設の名称なども発表される予定である。
(出典:ツキヒホールディングス株式会社)
ツキヒホールディングス株式会社は、「優しさ」と「感動」をテーマに、地方創生事業や再生事業を中心に活動している。常識にとらわれない新しいサービスを提供し、地域・社会に貢献することを目指している。一方、株式会社KXは、「Playful Sustainable」をコンセプトに、人が中心の街づくりを推進している。リアルとテクノロジーの垣根を取り払い、新たな価値を創造することで、地域の魅力向上に努めている。
このプロジェクトを通じて、地域の魅力を発信し、街の価値を再発見することを目指しており、地域の未来をより良いものにするための一歩を踏み出している。