(出典:白馬岩岳マウンテンリゾート)
白馬岩岳マウンテンリゾートが2024年グリーンシーズンにおいて過去最高となる来場者数を記録した。運営する株式会社岩岳リゾートによると、来場者数は約25.5万人に達し、2023年の約22.2万人を約3.3万人上回り、4期連続で過去最高を更新したという。この数値は、2016年の約2万5千人と比較すると約10倍に相当する。
(出典:白馬岩岳マウンテンリゾート)
白馬岩岳マウンテンリゾートは「世界水準のオールシーズンマウンテンリゾート」を目指しており、国内スキー・スノーボード人口の減少や気候変動、新型コロナウイルスの影響といった様々な困難を乗り越えながら、絶景や地形を活かした独自の取り組みを進めてきた。2017年の「岩岳MTB PARK」の造設、2018年の「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」の開業、2019年の「Iwatake Green Park」の開業、2020年の「ヤッホー!スウィング」の新設、2022年の「白馬ヒトトキノモリ」のグランドオープンなどがその一例である。こうした施策により、2021年にはグリーンシーズンの来場者数が約13万4000人に達し、冬を上回る来場者数を記録する「夏に多くの客が訪れるスキー場」へと進化した。
2024年シーズンにはさらに、新たな魅力が追加された。2023年秋に登場した「白馬ジャイアントスウィング」や「Soup Stock Tokyo白馬店」のグリーンシーズン初営業に加え、「白馬ヒトトキノモリ」での絶景ヨガイベントも定期開催された。ゴールデンウィーク期間中には約21,500人が訪れ、前年比約110%となり、3年連続で同期間の過去最高を更新した。また、5月に行われた「HAKUBA ヤッホー!FESTIVAL 2024」では、9日間で約11,000人が来場し、最終日の音楽フェスはソールドアウトとなるなど大いに盛り上がりを見せた。さらに、夏のお盆期間中には昨年を上回る約23,200人が訪れ、紅葉シーズンには東南アジアを中心としたインバウンド客が目立つようになり、全体で約29,000人が訪れた。これは全体来場者数の約11%を占める。
「岩岳MTB PARK」も前年比約110%の約15,500人が利用し、2016年の約1,200人から約12倍に成長した。また、ペット連れの来場者も前年並みの約8,200頭を記録し、「白馬ジャイアントスウィング」では約1万人が「北アルプスの少女ハイジ」になれる体験を楽しんだという。岩岳リゾートは今後も来場者に感動とわくわくを提供するため、新たな挑戦を続けていくとしている。