CCCMKホールディングス株式会社は、全国20~74歳の男女1,559名を対象に、インターネット上での意識調査「Vアンケート」によって『2024年国内旅行の意識調査』を実施した。この調査をもとに、旅行の目的や旅行情報の調べ方、以前と比較した最近の旅行に対する変化について分析結果を紹介している。
(出典:CCCMKホールディングス株式会社)
調査によると、国内旅行の目的として最も多かったのは「旅行先のグルメ」で39.7%、次いで「温泉・サウナ」が35.0%という結果であった。これらの結果から、旅行先での食事やご当地の温泉・サウナを楽しむ傾向が高いことがわかる。また、メインの目的を1つだけ選んでもらったところ、「イベント(スポーツ観戦やフェスなど)」が10.7%で3位となり、自分のお気に入りのチームやアーティストを応援するための「推し活」を目的とした国内旅行の需要も明らかになった。
旅行先の情報収集については、「旅行予約サイト」が48.3%、「観光施設・宿泊施設の公式サイト」が46.9%と、これらが多く利用されている。旅行者の率直な感想が反映されやすい「SNS」は14.3%、「個人ブログ・旅行メディアサイトの記事」が11.0%、「動画投稿サイト」が8.1%という結果であり、SNSやブログなども一定の参考にされているが、公式サイトや予約サイトが依然として主流であることが示された。
(出典:CCCMKホールディングス株式会社)
また、この1年での国内旅行に感じた変化については、約6割が「旅費が高くなった」と回答している。「観光地が以前より混みあっている」「宿泊先の予約が取りにくくなった(すぐ埋まる)」という意見も多く見られ、価格高騰のみならず、宿泊先の予約が困難な状況になっていることがうかがえる。
(出典:CCCMKホールディングス株式会社)
国内旅行に行く際に意識することとしては、「無理のないスケジュールを立てる」が40.9%、「混雑する時期を避ける」が38.9%、「宿泊先の情報を十分に調べる」が32.6%、「十分に価格を比較検討してから予約する(宿泊先など)」が32.1%という結果である。これにより、金銭面を考慮しながら快適な旅行を重視する傾向が強いことが判明した。
調査の一環として、旅行準備のコツを生活者のリアルな本音が聞ける「Blabo!」で募集した。「荷造りだけじゃない!?めんどうな旅行の準備あれこれ、スムーズに進められるコツを教えて!」というお題には、「レジカゴバッグ」の使用や「朝から夜まで家で使用したものをメモしておく」などのアイデアが集まった。
今回の調査結果から、グルメや温泉、そして「推し活」を目的とした国内旅行の需要が明らかになった。また、旅行情報の収集では、旅行予約サイトや観光宿泊施設の公式サイトを参考にする人が多いことがわかった。
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