トランスコスモスは、JR東日本が実施する「案内AIみんなで育てようプロジェクト」に参画。池袋駅にコミュニケーションロボット「ロボホン」を設置し、利用者からの問い合わせに対応する。
出典:ロボホン
トランスコスモス✖︎JR東日本
JR東日本グループが実施する「案内AIみんなで育てようプロジェクト」は、駅構内等で利用者からの問い合わせに対応する案内AI(人工知能)システムの共同実証実験。
JREロボティクスステーション有限責任事業組合(LLP)を主幹事として、JR東日本グループ15社、メーカー等18社の企業と共同で行う。利用者からのさまざまな質問に対応することで案内AIシステムを育てていき、適切に対応できるスマートな案内AIの構築を目指すもの。
トランスコスモスはシャープとともに「案内AIみんなで育てようプロジェクト」に参画し、Oracle Service Cloudを活用した「ロボティクスマーケティング for ロボホンpowered by Oracle Service Cloud」を提供。
Oracle Service Cloudへ実装したFAQを軸に小型ロボット「ロボホン」がガイドをしながら利用者を解決へと導く。歌って踊るフレンドリーさとタブレットを活用したストレスフリーなコミュニケーションを実現した。今回のプロジェクトでは池袋駅構内に「ロボホン」を4体設置し、利用者からの問い合わせに対応する。
ロボホンとはシャープが開発した「モバイル型コミュニケーションロボット」。二足歩行が可能なヒューマノイドロボットとしては小型のサイズ(身長約19.5cm)を実現し、外出先への持ち運びも可能。
案内AIみんなで育てようプロジェクト
山手線内の複数エリアにおいて、駅(無人改札※一部時間帯のものを含む、コンコース等)および商業施設(エキナカおよびホテル等)に案内ロボット、デジタルサイネージの設置、案内チャットボットの設定を行い「駅構内案内」「駅周辺案内」「お土産案内」などを行う。
どのようなコミュニケーション機器が、利用者にとって利用しやすいかの検証を行う。なお、同実証実験はJR東日本の「モビリティ変革コンソーシアム」の実証実験のひとつ。
【同プロジェクト 概要】
実施期間:2018年12月7日~2019年3月15日
実施箇所:東京駅、上野駅、新宿駅、品川駅、池袋駅、浜松町駅
トランスコスモスが提供する「ロボティクスマーケティング」は、ロボットを通じて得られるオフラインでの接客データを蓄積・活用し、その他顧客チャネルへの応対で活用することを可能にするサービス。また、人工知能(AI)によるデータ収集、予測をはじめ、各種API、DMP、トランスコスモスの各種サービスと連携し、顧客企業のマーケティング活動を総合的に支援する。
【合わせて読みたい】