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観光庁宿泊旅行統計調査、2月分を発表ー大阪と東京が客室稼働率トップを分け合う

投稿日 : 2018.05.02

ホテル統計データ

インバウンド

観光庁が、宿泊旅行統計調査により2月の延べ宿泊者数を発表。外国人宿泊者の増加により、2月としては最高値となった。また、客室稼働率では大阪府が80.9%でトップを維持した。

 
2月の宿泊者数は過去最高に
全宿泊者数は、3,677万人泊で、前年同月比+2.6%であった。日本人延べ宿泊者数は、2月は、前年同月比-0.9%、外国人延べ宿泊者数は、2月は、696万人泊で、前年同月比+20.7%であり、外国人宿泊者の急増により、2月としては調査開始以来の最高値となった。
述べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は18.9%となった。
都道府県別の宿泊者数トップ5は、
1位   東京都 431万人
2位  北海道 306万人
3位  大阪府 283万人
4位  千葉県 174万人
5位  沖縄県 164万人
となった。
また、外国人の延べ宿泊者数トップ5は、
1位   東京都 129万人
2位  北海道 106万人
3位  大阪府 105万人
4位  沖縄県 39万人
5位  京都府  37万人
となった。
昨年1月であった旧正月が2月となった関係で、中国の訪日客が前年同月比+33.7%と大幅に増加したことが影響した。
 
客室稼働率、大阪、東京がトップを分け合う
客室稼働率トップ5は、
1位  大阪府 80.9%
2位 東京都 80.7%
3位    福岡県 75.1%
4位    愛知県 70.8%
5位    北海道 68.8%
となった。
カテゴリー別では、旅館のトップは東京都で57.5%、リゾートホテルは大阪府で96.6%と驚異的数字となった。ビジネスホテルは東京都で85.5%、シティホテルは大阪府で90.9%、簡易宿所は大阪府で57.2%だった。
いずれも東京と大阪が1位を分け合い、旅館とシティホテルについては沖縄県が2位となった。

2018年2月全国宿泊施設カテゴリー別稼働率

出典:宿泊旅行統計調査

 
全国の宿泊施設カテゴリー別の稼働率では、上記のグラフの通り、シティホテルが79.9%のトップでビジネスホテルの75.4%がこれに続き、旅館37.3%、簡易宿所27.1%となった。いずれのカテゴリーでも1月から稼働率が改善を示し、全宿泊施設の平均値は60.1%で前年同月比+0.6%の増加、1月の平均値52.1%から大幅な改善となった。
 
[関連記事 2018年1月、大阪が宿泊施設稼働率トップービジネスホテルは東京
(2018/04/10)]

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