ホテル特化型メディア

眠っていたデータから新たな付加価値を

トップ > 2018年1月、大阪が宿泊施設稼働率トップービジネスホテルは東京

2018年1月、大阪が宿泊施設稼働率トップービジネスホテルは東京

投稿日 : 2018.04.10

大阪府

ホテル統計データ

観光庁の宿泊旅行統計調査によると、本年1月の宿泊施設の客室稼働率は全体で52.1%であった。都道府県別では、大阪府が73.6%と全国で最も高い値であった。またカテゴリー別では、ビジネスホテルのみ東京が大阪を抑えてトップとなった。

シティ・ビジネスは高稼働、旅館・簡易宿所は低迷続く
観光庁の宿泊旅行統計調査は3月30日に発表され、1月分は第二次速報値として公表された。全国の宿泊施設の平均は52.1%で前月(2017年12月)の56.8%から4.7%減少した。ただし、1月は昨年同月も52.4%で、例年1月は観光客が少なく低迷するため、昨年同月比では同水準となった。

2018年1月全国宿泊施設カテゴリー別稼働率

出典:宿泊旅行統計調査

上記の全国の宿泊施設カテゴリー別のグラフの通り、シティホテルがトップで69.4%、ビジネスホテルが65.2%で続き、リゾートホテル52.3%、旅館32.7%、簡易宿所20.5%となった。
シティホテルやビジネスホテルが高い稼働率を示した一方で、旅館や簡易宿所の低迷が際立った。

大阪が稼働率トップ、ビジネスホテルは東京
都道府県別の稼働率トップは大阪の73.6%で、東京の70.4%が二番目、福岡が64.0%でこれに続いた。
大阪はリゾートホテルが84.8%で最も高く、次いでシティホテル83.8%といずれもフル稼働状態となった。また、旅館48.2%、簡易宿所50.6%と各カテゴリーで都道府県別トップとなった。
ただし、ビジネスホテルのカテゴリーのみは74.1%で、東京の75.1%に続いて2位となり、東京が一矢報いた形となった。
北海道の稼働率は59.3%で全体では7番目ながら、旅館では47.2%で大阪につぐ2番目となった。

大阪市内で4軒のホテルが近日竣工・開業
大阪府内で最も多くのホテルが集中する大阪市では、高い稼働率に後押しをされて新規出店が相次いでおり、近日(4月15ー16日)にかけても新規ホテルの竣工が次々予定されている。
メトロエンジンリサーチによると竣工・開業を予定しているのは以下のホテルで、

・(仮称)大阪北NKビル、8階建、400部屋(4月15日竣工)
・(仮称)大阪福島ビジネスホテル、10階建、150部屋(4月15日竣工)
・(仮称)西九条・みづほ第2ビル、7階建(4月16日竣工)
・アパホテル〈東梅田南森町駅前〉13階建240部屋(4月16日竣工、5月9日開業)

とあり、簡易宿所やビジネスホテルなど多種多様となっている。

地方への分散が課題
高稼働の大阪の一方で、その近辺の奈良では34.2%、和歌山34.7%、徳島38.3%、滋賀38.4%といずれも全国都道府県でワースト10に入る宿泊施設の低稼働率となっている。

今後は、大阪での新規出店を進めることで需給調整を図るとともに、いかにこうした地方にも訪日客を中心とした観光客を拡散できるかが課題と言えるだろう。

関連記事