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凸版印刷、バーチャルキャラクターとAIで遠隔接客

投稿日 : 2019.10.10

神奈川県

インバウンド

凸版印刷は、オリジナルバーチャルキャラクター「小石川 彩(こいしかわ あや)」を開発。「小石川 彩」の遠隔操作とAIチャットボットを組み合わせて、駅構内や店舗などで接客を行うデジタルガイドサービスを2019年10月10日(木)より提供開始する。

チャットボットと遠隔操作を組み合わせたデジタルガイド

出典:凸版印刷

近年、様々な企業や自治体で人手不足が課題となっている中、特に「ラグビーワールドカップ2019™日本大会」や「東京オリンピック・パラリンピック競技大会」に向けて急増する訪日外国人へ対応できる人材の確保が急務になっている。

このような課題に対して凸版印刷は、バーチャルキャラクターを通じた遠隔接客サービスを提供。様々な理由により現場へ出向くことが難しい場合でも、バーチャルキャラクターを通じた案内・接客が対応する。

またAIチャットボットと組み合わせることで、バーチャルキャラクターを操作する人がいなくても24時間多言語で接客を行うことが可能。

PCやサイネージ上に表示されたバーチャルキャラクター「小石川 彩」を遠隔地から操作することで、遠隔地にいてもインタラクティブなやり取りが可能。様々な場所に表示筐体を設置し、普段はAIチャットボットが対応し、呼びかけがあった場合に遠隔操作に切り替えることで少人数での効率的な案内・接客をサポート。

同サービスの多言語対応のAIチャットボットは、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)のニューラル機械翻訳(NMT)エンジンを使用し、音声やテキストでの翻訳ができる。

バーチャルキャラクター「小石川 彩」は、凸版印刷オリジナルキャラクターのため、用途に応じて様々な対応が可能。例えば「小石川 彩」そのままの利用でコストを抑えることや、衣装のみオリジナルで描き下ろしたり、特定言語の声優を変更したりするなどアレンジが可能。

JR横浜駅での実地検証デモ 概要】

JR横浜駅の実地検証において、通常時は多言語対応のAIチャットボットによる自動応答での駅構内や駅周辺の案内を実施。

今回のデモンストレーションでは人による遠隔操作でのバーチャルキャラクター「小石川 彩」を通した利用者との対話を実施。上記期間中に開催される「ラグビーワールドカップ2019™日本大会」の大会情報やパブリックビューイング情報など、近隣の関連イベント情報を案内する。

JR横浜駅の実地検証においては、日本語・英語・中国語・韓国語の4か国語に対応する。

実施期間:2019年10月13日(日)・11月2日(土)の13時~15時
実施場所:横浜駅 JR中央北改札口通路 みどりの窓口横に設置しているサイネージ

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