株式会社JTB商事は、一般財団法人熱海観光局と連携し、東海大学観光学部の学生による産官学連携プロジェクト研修を熱海市内で実施した。研修は2025年11月16日から17日、12月14日の3日間にわたり行われ、熱海市内の宿泊事業者やまちあるきガイドの協力のもと、観光地・熱海の地域課題をテーマに、Z世代の視点から新たな観光モデルの提案を目指す実践的な学びの場を提供したものである。
(出典:株式会社JTB商事)
本プロジェクトでは、基礎マナー研修、宿泊施設館内見学、職業体験、まちあるき研修、地域課題解決ワークなどを組み合わせ、学生が現場に触れながら地域の観光振興を考える機会を創出した。株式会社JTB商事は研修全体の運営を支援し、若年層の誘致につながる宿泊コンセプト設計や、まちあるき体験と連動した地域価値創出の検討を行った。
11月16日の初日は、オリエンテーションと課題ワーク共有に続き、基礎マナー研修と宿泊施設の館内見学を実施した。17日には、宿泊施設における接客、企画、清掃、飲料などの職業体験を行い、さらに、まちあるきガイドから熱海銀座商店街の再生に関する講義を受けた上で、市街地を実際に巡るフィールドワークを行った。最終日の12月14日には、熱海市役所において課題ワークの成果発表会を実施し、学生が地域課題への解決策を発表した。
今回の研修では、学生ならではの発想を生かした多様なアイデアが生まれた。具体的には、ホテル滞在そのものを楽しむ「ホカンス型滞在」や、テーマ性のある「コンセプトルーム展開」、地域事業者との協働企画、SNSを活用した新たなPR手法などが提案された。これらの提案は、地域資源を活かした観光振興の新たな方向性を示すものとなった。
株式会社JTB商事は、今後も地域の観光事業者や教育機関との連携を一層強化し、若年層を中心とした観光需要の喚起と、持続可能な観光地経営の実現を目指すとしている。