11月23日に開催された全国知事会にて、現在政府が各知事に要請している「GoToトラベル」事業一時停止の検討について、詳細を明文化するよう求める緊急提言を出した。
23日にオンラインで開かれた全国知事会には29府県の知事が出席し、新型コロナウイルス対策に関する協議が行われた。協議の中で、現在政府が検討を要請している、コロナ感染の増加にともなう「GoTo」事業の一時停止措置について、知事らから要求や疑問が相次いだ。
具体的には、予約を停止する旅行プランの中に、感染拡大地を出発地とするものも含めるのかの問題。また、感染状況を示す指標の4つステージの内、除外検討の目安と言われる「ステージ3(感染急増)」の判断基準が国にあるのか都道府県にあるのか明確でないということ、などが挙げられた。
その他、事業停止命令によって生じたキャンセル料を国が負担すること、停止する地域を限定することなどを盛り込んだ提言がまとめられた。近日中に政府に提出するという。
現在、大阪府は国に対し、大阪市を「GoTo」の対象から一時除外するよう要請を出している。また、北海道の札幌は除外されることが知事より正式に発表された。