2020 年 6 月に新型コロナウイルス感染症拡大により打撃を受ける旅行・観光業界を支えようと始まった、Go To トラベル。止まらない感染拡大により一時停止となってから久しいが、いまだ再開の目途はたっていないようだ。そのような中、新たな首相を迎えた後、Go Toトラベルキャンペーンがどうなるのか、注目が集まっている。
菅首相は感染拡大が懸念されながらも、Go ToトラベルやGo Toイートを実施するなど、経済再生に力を注いできた。29 日に投開票が行われる自民党総裁選には、4名が立候補しているが、その中で Go To トラベルの再開に意欲を見せるのは岸田文雄氏と野田聖子幹事長代行だ。
岸田氏は19日、日本旅館協会など、観光業団体とオンラインで会談。新型コロナウイルス感染症の感染拡大が下火になった段階で、電子ワクチン証明などを活用した、「新たな観光振興策 Go To 2.0」を結果につなげたいと発言した。
同じく総裁選に立候補している高市早苗氏は、17 日のテレビ会見で、Go To トラベル再開の時期について、感染者が大いに減り、かつ医療提供体制の充実、ワクチン接種率の上昇が揃った状況であれば、地域内や近場の旅行から再開してもいいのではないか、と言及した。