眠っていたデータから新たな付加価値を
京都府
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日本屈指の観光エリアで約2,000施設のホテルを抱える京都市。外国人観光客が4年で3倍に急成長するなどインバウンド客の宿泊ニーズが絶えない京都の宿泊施設事情に迫った。
大阪府
東京に続き、大阪でも近年大規模な建築ラッシュが沸き起こっている。現在建設が発表されているホテルの延床面積は東京ドーム約20個分(甲子園球場約24個分)。関西最大を誇る大阪市のホテル事情を追いかけた。
ホテル統計データ
日本屈指の人口規模を誇る大阪市は、同時に観光都市としての側面を持つ。外国人観光客にも人気で、宿泊旅行統計調査によるとこのところの大阪の客室稼働率は90%を超えるケースも目立つ。
国土交通省が発表した宿泊旅行統計調査(平成29年8月・第2次速報、9月・第1次速報)で東京を抜いて日本一の稼働率を記録した大阪府。
京都府の宿泊施設の大多数が京都市内に集中している事実がある。
日本屈指の観光地で、世界中の観光客からも人気のある京都市。その京都市でも外国人観光客を中心とした観光客の増加を受けて、新規開業ホテルが相次いでいる。
大阪市内とりわけ大阪市中心エリアのホテル開発事業が活況を呈している。本稿では、大阪市におけるホテル出店計画の発表データを元に、その背景にある理由を探っていく。同時に、過去にもあった大規模なホテル開発の失敗や低迷から読み取れる教訓・課題を紐解いていく。