”緊急事態宣言で倒産が加速度増す”
【最新コロナ関連倒産まとめ】
記録的不況、新型コロナ関連倒産まとめ(4月15日更新)
緊急事態宣言が発出されて1週間を経過。市場からは多業種で多くの企業が継続を断念、退出が加速化し始めた。4月15日現在の新型コロナ関連倒産の多業種まとめ。
【ホテルバンク新型コロナ関連倒産(宿泊施設以外)人気記事トップ10】
1位 広島の旅行会社「愛トラベル」が破産、感染症でツアー中止
株式会社愛トラベル(広島市安佐南区川内6-44-32、設立1998(平成10)年6月、資本金5500万円、従業員22名)は3月10日までに事業を停止。新型コロナウイルス感染症の影響で予定したツアーの中止が相次ぎ、経営継続が不可能となり、広島地裁に自己破産を申請した。
2位 ルミナスクルーズが倒産、神戸港クルーズ船「ルミナス神戸2」運航
ルミナスクルーズ(株)(資本金1000万円、兵庫県神戸市中央区波止場町5-6、従業員13名)は、3月2日に神戸地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全・監督命令を受けた。西日本初の「新型コロナウイルス」関連の倒産となった。
3位 網走寿司屋「花のれん」倒産、流氷観光期に新型コロナ直撃
網走の老舗飲食店「鮨かっぽう花のれん」を運営していた株式会社花のれん(網走市南五条東2-1-6、資本金50万円)が破産。流氷で有名な観光スポットを背景にこの時期に外国人観光客が多く来店していたが繁忙期となるはずの今期に新型コロナウイルスが直撃、キャンセルが相次いだ。
4位 雑貨店「aideco」経営の愛織が倒産、暖冬・新型コロナウイルスの影響
生活雑貨店「aideco」を経営していた(株)愛織(大阪市中央区本町1-6-16、資本金1500万円)は、3月3日、事業を停止し、破産手続きを開始した。暖冬と新型コロナウイルスが経営を直撃、来店客が減少していた。
5位 シティーヒル、衣服小売「マジェスティックレゴン」新型コロナ関連倒産
(株)シティーヒル(大阪市中央区博労町4-5-9、設立1988年6月1日、資本金5000万円)は本日3月16日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請。負債総額50億円。「マジェスティックレゴン」など全国及び中国などに100店舗以上を運営したが、暖冬や新型コロナウイルスの影響で来店客が減少した。
6位 北海道で飲食店経営、セブンレストランシステム倒産
食堂のFC店運営の(株)セブンレストランシステム(資本金500万円、札幌市中央区南7条西15-6)は、3月20日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。新型コロナウイルス関連倒産は札幌市で初、道内3社目となる。
7位 志学アカデミー自己破産、新型コロナウイルスで予定模試中止
新型コロナウイルスの影響による倒産が様々な業界で広がり始めた。富山県内の地場大手学習塾の一つ(株)志学アカデミー(資本金1000万円、富山市一番町3-20、従業員25名)は、2月29日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。
8位 接骨院を全国で約180店舗経営のMJGが新型コロナ関連倒産
(株)MJG(資本金5000万円、新宿区西新宿2-1-1、従業員約450名)と関係会社の(株)フロンティア(資本金100万円、立川市錦町3-1-2)は、4月10日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日同地裁より破産手続き開始決定を受けた。負債は47億円にもなり、新型コロナ関連としては最大規模の倒産。
9位 都内初コロナ倒産、娯楽施設「エターナルアミューズメント」
ゲーム機器販売・アミューズメント施設を運営する「エターナルアミューズメント」(東京都千代田区岩本町3-3-5、設立2007年6月1日、資本金4,800万円)は3月18日に事業を停止、東京地裁の破産申請を弁護士に一任した。東京初の新型コロナウイルス関連倒産となる。
10位 道内バス会社「味十商事」休止、ツアー中止に一斉休校追い討ち
観光バスやスクールバス、ハイヤーを運行する(有)味十商事(北海道浦河郡浦河町堺町東4-6-18)が業務休止。新型コロナウイルスの感染拡大で訪日客を中心とした観光バスやハイヤー利用者が激減、スクールバスの運行再開が見通せなくなった。約10名の従業員が解雇された。