山梨県甲府市の湯村温泉旅館協同組合は5月17日、これまでの名称「湯村温泉郷」から「信玄の湯 湯村温泉」に改名した。
甲府市の「湯村温泉」は戦国武将・武田信玄が頻繁に湯治に訪れていたとされる温泉。2021年は武田信玄の生誕500年の記念の年にあたり、良質な温泉をアピールしたい考え。また、コロナ禍で宿泊客数などが落ち込む中、観光客の誘致を図る狙いもある。
「湯村温泉」は1200年の歴史を持ち、井伏鱒二や松本清張、太宰治ら多くの作家が滞在したことでも知られる。毎分1トン、平均温度約40℃の弱アルカリ性泉が湧出し、温泉浴場のほか多くのホテル・旅館では源泉かけ流しが楽しめる。
同組合は、今回の改名にあわせて「湯村温泉」の温泉水で作った菓子を新たに開発した。今後、組合のホテルや旅館等で提供していくという。
「信玄の湯 湯村温泉」公式サイト:https://yumura.org