(出典:株式会社Unito)
株式会社Unitoは、アパグループ株式会社が所有する「アパホテル東新宿駅前」の上層階レジデンスエリアにあたる「APA SERVICED RESIDENCE SHINJUKU」に、独自に展開する家賃システム「リレント」を導入し、2025年5月9日より運営を開始することを発表した。
(出典:株式会社Unito)
「リレント」は、居住者が外泊する日を事前にアプリで申請することで、その日数に応じて家賃が減額される仕組みである。外泊申請がなされた居室は、当該期間において宿泊施設として他の宿泊者に提供され、賃貸と宿泊の両立が可能となる。これにより居住者は「住んだ日数分」の家賃のみを支払う形となり、不動産オーナーにとっては収益の最大化が見込めるモデルとなる。
(出典:株式会社Unito)
今回、「リレント」が導入される「APA SERVICED RESIDENCE SHINJUKU」は、都営大江戸線および東京メトロ副都心線の東新宿駅から徒歩2分の立地にあり、都心へのアクセスに優れている。全12室のレジデンスには家具や家電が完備されており、水道・電気・ガス・通信などのインフラ契約もUnitoが一括して担うことで、入居者が煩雑な手続きを行うことなく新生活を開始できるよう配慮されている。
また、各室には鍵付きの「リレントボックス」が設置されており、居住者が外泊する際に自己所有物を安全に保管することが可能である。リレント利用前後には、Unitoが清掃を実施し、宿泊者への転用に対応している。対象となるのはビジネス出張の多い人々や訪日外国人など、中長期滞在のニーズを持つ層である。
Unitoは、不動産オーナーやデベロッパー向けに、賃貸とホテルの双方で収益性を高めるオペレーション事業を展開している。サービスアパートメント、ホテルレジデンス、ヴィラなどの運営においては、物件の企画、デザイン、ブランド戦略からシステム開発、運営までを一貫して提供している。さらに、予約、チェックイン、清掃管理といった業務の自動化を通じて、ITを活用したプロパティマネジメントのDX化を実現している。これにより、不動産オーナーは手間をかけずに運用できるモデルを構築でき、新たな不動産活用の可能性が広がる。今回導入される「リレント」は、同社が特許を取得したビジネスモデルであり、家賃を日数単位で変動させる仕組みにより、収益性と稼働率の向上を可能にしている。